大分・宮崎旅行 3日目の1 (2015.12.18)

大分県高千穂の国見ヶ丘は湿度が高く放射冷却により霧が発生し雲海が出来る所として名高い。今回泊まった「雲海の宿・千木」は高千穂町から国見ヶ丘へと登って行く途中の押方地区にあり、朝の雲海を売り物の一つとしている宿。
前日は北の大分県では雪になったが、我々が高千穂に着いた頃には晴れ渡っていて湿気も消え去り、夜間には少し冷え込んだが雲海が発生するまでには至らなかった。
朝起きて窓の外を見ると雲ひとつない青空。外に出て日の出の景色を撮影した。

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7時20分、山の間から朝陽が昇った

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残念ながら雲海は発生しなかった

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宿の入口にあった赤い実を付けた木 見上げるほどの高さがあったので千両や万両ではなさそう?

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山のり(椎茸とモロヘイヤの佃煮)、きくらげなど地元の食材を使った朝食

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少し冷え込んだだけかと思ったら車の窓が白く凍結していた

9時少し前に宿を出て、前日行くことが出来なかった高千穂峡へと行った。カーナビに従って駐車場に行くと係員がいて道路改良工事を行っているからと、下流側の駐車場までの案内図を渡されて10分ほど狭い道へと迂回させられた。
朝一番だったのと、この時期の平日ということもあってか訪れる人も少なく、のんびりと高千穂峡を散策することが出来た。

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御塩井駐車場に車を停めて御橋の上から真名井の滝を覗く

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滝見台から見た真名井の滝 観光絵葉書に良くある風景

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真名井の滝をもう一枚

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鬼八の力石 悪行を働いていた鬼八が退治にやって来た高千穂神社の祭神・三毛入野命に投げつけた石

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仙人の屏風岩

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槍飛橋を渡って行く

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土産物屋の所に架かる神橋 その奥に架かる高千穂大橋とさらに奥に架かる神都高千穂大橋

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甌穴 河床の岩盤のくぼみや割れ目の所に渦巻きを生じ、さらに小石を巻き込み円筒形に削られる

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木々の間が濃い緑の苔に覆われる

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名勝・高千穂峡の石碑

10時頃高千穂峡を離れ、国道218号線を延岡方面へと向かった。途中、東洋一のアーチ橋という看板が出ていて道の駅・青雲橋があったので立ち寄った。
高さ137m長さ410mの美しいアーチ橋で、その傍らの展望公園に宮柊二(みやしゅうじ)の「峡沿ひの日之影といふ町の名を旅人われは忘れがたくす」という歌碑があった。
宮柊二新潟県出身の歌人なのだが、同郷だということからなのか何故か心の片隅に残っている名前であった。

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東洋一のアーチ橋 国道218号線に架かる青雲橋

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宮柊二の「峡沿ひの日之影といふ町の名を旅人われは忘れがたくす」という歌碑

延岡の手前で東九州道に乗り門川ICで降り、細島半島にある「願いが叶うクルスの海」という観光ガイドブックに載っているパワースポットへと行った。
半島の南側が十字に割れていて、かつ先端に小さな島がくっついているので、見ようによっては「叶」という文字に見えなくもなく、「願いが叶う・・・」として観光客を呼ぼうとしているようである。平日だったのでそれほど多くの観光客は来ていなかったが、外国人が一人訪れていた。

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半島の南側の海が十字に割れていて左奥に小さな島がくっついている

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駐車場から少し登った展望台には鐘がぶら下がっていた

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「願いが叶うクルスの海」の説明板

昼時を過ぎたので海の駅・細島という海産物直売所に併設されている海鮮レストランに行き昼食とした。

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海の駅・細島

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昼食に海鮮丼をいただいた

=つづく=