大分・宮崎旅行 2日目の1 (2015.12.17)

目覚めて朝食に行くと窓の外には雪が舞っていた。部屋に戻り広縁のカーテンを開けて由布岳の方を見て見ると街はうっすらと白化粧をしていた。

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朝食を食べながら窓の外を見ると雪が舞っていた

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部屋に戻り広縁から由布岳の方を眺めると街はうっすらと白化粧をしていた

この日の予定は先ずは九重夢の大吊橋に行き、久住やまなみハイウェイを通って熊本県の隅っこをかすめて、滝廉太郎の荒城の月の曲が発想された豊後竹田市の岡城跡に向かうつもりで車をスタートさせた。
県道216号線を通り道の駅・ゆふいんに立ち寄り国道210号線を九重方面に向かうつもりが、大分道の湯布院ICの入口付近の道がややっこしくて方向を間違えて大分方面へ向かってしまい、すぐに気付いてUターンできるところまで行って引き返した。
その後カーナビに従い九重町の野上交差点から県道40号線に入り夢の大吊橋へと向かった。道の駅・ゆふいん辺りから雪の降りが強くなり始めたが、この時点ではまだ通行に差し支えるほどではなかった。

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宿の前で朝方に降った雪を払いのけて、この日のスタートとなった

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道の駅・ゆふいんに立ち寄った

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九重夢の大吊橋手前の閉鎖されていたドライブインの展望台から大吊橋の写真を撮った

九重夢の大吊橋は全長390mで日本一の長さを誇っていたのだが、実は旅行に出掛ける数日前の週末に三島に全長400mの吊り橋が開通したばかりで、静岡県内のローカルニュースで話題になっていたばかり。
雪がぱらつき冷たい風も吹いている中、大吊橋の上を行きかう人はほとんどが中国語を話す人たち。こんなところにも多くの中国人が押し掛けているのだ。
橋を渡った所にある自動販売機でおしるこの缶を買って1本飲み干し、さらにコーンポタージュの缶を買ってポケットの中で手を温めながら引き返した。

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夢の大吊橋の駐車場にあったガイドマップ

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大吊橋を渡るには(往復)500円

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九重”夢”大吊橋と(前の週までは)日本一の大吊橋の看板を前に記念撮影

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雪がぱらつき冷たい風も吹いている中大吊橋を渡って行く

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右が山側で滝が流れ落ちている

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中間地点の表示 上・山側の眺望の説明、下・谷側には高さ比較

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左から女滝、子滝、振動の滝の3本の滝が流れ落ちている

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こちらはスマホで撮影した山側の3本の滝のパノラマ映像

大吊橋を出て県道11号線の久住やまなみハイウェイに入ると一段と雪の量が増えてきて、長者原(ちょうじゃばる)まで行き登り道の所にチェーン規制の電光掲示板が現れた。一度は登り始めたのだが前に伊豆で大雪に会いスリップして制御不能になったというトラウマがあったため駐車場まで引き返した。
隣に停まった熊本ナンバーの軽ワゴンのお兄さんは最新式のチェーンを買った時に一回説明を受けたけど撒き方が判らないと聞いてくるが、こちらも最新式のやつは金具の繋ぎ方を見ただけでギブアップである。側でバスの近くにいた運転手らしき人にも声を掛けて見たが、その人も運転手ではなく手に負えないという。
そうこうするうちに行きの振りがひどくなって来たのでこのままでは行くことも戻ることもできなくなると思い、とりあえず先ほど立ち寄った大吊橋の駐車場まで行き情報収集することにし、いったん撤退。大吊橋の駐車場は先ほどよりも雪は溶けて消えていた。
インフォーメーションに詰めていた女性係員に、今日は高千穂の宿を予約しているので遠回りして遅くなっても高千穂まで行きたいというと色々調べてくれて、熊本県の小国町を抜けて行くしかないが国道387号線もチェーン規制が掛かっていて通れないみたいだから、九重まで行って大分道で日田ICから国道212号線で行くしかないわねと親切に対応してくれた。
それで九重まで戻り九重ICから大分道に乗り日田ICに向かうことにした。

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当初は赤線のように九重→豊後竹田阿蘇へと行く予定だったが国道212号線(青)に変更

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大分道玖珠PAで休憩 最初に大吊橋を出てから長者原などで雪の写真を撮る余裕がなかった

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昼食に鶏唐揚げカレーを食べた

日田ICで大分道を出て国道212号線で大分県熊本県の県境を目指し松原ダムの横を通り杖立川の観音岩温泉というドライブインの辺りで電光掲示板にチェーン規制の文字が出ていた。
ドライブインのお姉さんに聞いたら昼過ぎから日も射して来たし、この先大観峰という登りもあるけど問題ないんじゃない? という声に安心し先を目指すことにした。
カーナビでも頻繁に「10km先チェーン規制」という声も流れていたがここは無視することにし先を目指した。

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杖立観音岩温泉のドライブインで休憩

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ドライブインのお姉さんに道路状況について確認する

その後も何度かカーナビからチェーン規制の情報が流れていたが結局たいしたことにはならずに大観峰を超えて阿蘇山の外輪山の中へと入ってきた。ここまで来れば大丈夫。
そういえば1979年3月の新婚旅行でも阿蘇山の内牧温泉に停まった翌日に積雪があり、草千里が真っ白だったというのを思い出した。妻と来た九州は高千穂に行った時を含め、悪天候に見舞われる運命にあるのだ???

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大観峰を超えた所にある山田峠の絶景ポイント

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本来ならば阿蘇の絶景が広がっているのだろうが・・・

阿蘇の東側を通り、当初計画した国道265号線に入り高森町を抜けて国道325号線で宮崎県高千穂町へと入ってきた。初宮崎県なので県境で写真にでも収めたかったのだが、あっという間に通り過ぎタイミングを逸した。
しばらくしてトンネルの駅という所にドライブインがあったのでトイレ休憩をとった。ここは元々旧国鉄時代に高千穂から阿蘇に抜ける鉄道計画が中止となり、建設途中だった全長1.1kmのトンネルを神楽酒造が買い取って焼酎の熟成貯蔵庫としたもので麦焼酎「くろうま」という銘柄の販売所になっている。

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高森町を通る時に大木を何本も使った奇妙な施設の脇を通った

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16時15分 高千穂町のトンネルの駅で休憩

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トンネルの駅には2両編成の列車が停められている

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トンネルの駅という駅舎も作られている

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SLも飾られている

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トンネルの駅貯蔵庫の広い駐車場

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麦焼酎などの直売所

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この奥のトンネルが貯蔵庫となっている

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トンネル内にずらりと並べられた焼酎の熟成樽

九重の大吊橋を出る時に雪の状態でどのくらい時間が掛かるか判らなかったので、この日の宿への到着が遅くなるかもしれないと連絡を入れておいた。結局予定していた豊後竹田の岡城跡には行けず、阿蘇も素通りして来たので夕食には間に合ったようである。
宿に行く前に高千穂峡に行くには時間がないので、高千穂神社にだけ立ち寄り、さらに道の駅にも寄った。

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16時40分 高千穂神社駐車場に到着

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高千穂神社の鳥居

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高千穂神社に参拝

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16時50分 道の駅・高千穂に立ち寄り

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道の駅・高千穂の農産物直売

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駐車場前の神楽面のオブジェ

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駐車場前の神楽面のオブジェ

=つづく=