ニュージーランド旅行記 5日目の1 (2015.11.11)

前日は到着が遅かったから、という訳ではないだろうがモーニングコールが7時でスーツケースの回収が8時45分、出発が9時45分というゆったりな設定。
朝食を7時45分に食べに行き、旅のしおりには「朝食後ホテル館内の庭園散策などお楽しみください」とあったので、出発前はホテル内の庭に植えてある花などを眺めて回った。参加者の中にはホテルの敷地に隣接するモナベール庭園まで散策に出掛けられた方もいたようである。

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今回の旅行中の朝食はどのホテルもほとんど同じ取り合わせだったな~

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前夜は遅く着いたのでホテルの全景を撮影できなかった THE CHATEAU ON THE PARK

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宿泊棟の裏側 大きなルピナス(?)の花が目立った

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花の名は得手ではないのだが南アフリカの植物園で見たような記憶が?

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小さなピンクの花

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この辺も南半球特有の花なんだろうね?

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日本のアヤメなのかな?

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ニュージーランドの固有種は花の色が地味なのものが多いということなので?

ホテル内の部屋の中や庭でゆったりと朝を過ごした後、9時45分に観光バスがやってきてそれに乗り込み出発。この日から南島でのバスを運転してくれるのはリッチーさん(リチャードと言うらしいが、添乗員はずっとリッチーと呼んでいた)、日本語をたくさん話そうと努力してくれているのがとても好感が持てた。
バスに乗り込み最初行ったのがモナベール庭園。中にはエイヴォン側が流れていて、ちょうど春を迎え孵ったばかりの鴨の親子連れや尻尾を振り振り泳ぐバリケンなどの姿があった。また公園奥にはバラ園もあった。

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この日から南島を一緒に回ってくれるリッチーさんの運転するバス

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先ず行ったのはモナベール庭園

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管理人の邸宅は2011年2月のカンタベリー地震の傷跡が濃く残っている

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エイヴォン川でちょうど目の前で上から落ちた子鴨たちとそれを上から見つめる親鴨

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バリケンの尻尾を振り振り泳ぐ姿はユーモラスである

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春先でシャクナゲがあちらこちらで咲き誇っていた

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色の違う花も?

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そのまま引き続きバラ園に入って行く

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薄ピンク色のバラ

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紅色のバラ

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こんな可愛い花も咲いていた

バラ園を出た後一旦バスに乗り、今度はバークレイ公園に行き樹木を鑑賞し、さらに併設の博物館にも入った。

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バークレイ植物園の看板にはクライストチャーチ植物園と書いてあった

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比較的背の高い樹木が並んでいた

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緑が多い公園の中で薄紫の花を付けた木が目立っていた

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公園の池にあったオブジェ

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併設されている博物館 壁面には絶滅した飛べない鳥の骨とキーウィの姿

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小学生がランドセルならぬリュックザックを背負って通学している

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博物館の前をトラムが通っている

博物館を出てからバスはクライストチャーチ大聖堂などの市街地を通ったが、大きな犠牲を出した2011年2月のカンタベリー地震からの復興が出来ずに野放しになっている現状を見る事が出来た。
この地震では崩れた建物の下敷きになるなど28人もの富山県をはじめとする日本人の留学生が犠牲になったので日本でも大きく報道されたのだったが、なにぶんにもその後で起こった東日本大震災があまりにも衝撃的で日本ではほとんど忘れ去られた存在になっている。
今なお復興が出来ていない姿を見ると改めて地震災害の大きさが思い起こさせられる。
大聖堂はいまだに閉鎖されており、当時日本人の建築家坂茂氏によって建てられた神の大聖堂にも立ち寄った。ここで苦言が一つあるのだが僕たちのツアーの中に教会の中で脱帽しないで観光写真を撮りまくっている人が数名いたのはマナー違反である。教会の中での脱帽は常識的なマナーの一つとして覚えておいて欲しい。

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震災地の中心にあった大聖堂はまだ復興されないである


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色々なものがなくなり更地となり、重機が置かれた被災地

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バス駐車スペースの隣に地震で犠牲となった日本人28名を含む185の椅子があった

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日本人建築家坂茂さんの設計した紙の大聖堂

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内部を含め主建材は段ボールで作られている

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紙の大聖堂前の緑豊かなたっぷりしたスペースのある公園

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クライストチャーチは復興に向け歩き始めたと言えるのだろうか?

=つづく=