ニュージーランド旅行記 4日目の2 (2015.11.10)

南島のピクトンの街に着き、13時発のキーウィレール・コースタルパシフィック号に乗りクライストチャーチの街まで5時間15分の列車の旅が始まる。コースタルパシフィック号の名前からも分かるように南島の東側の太平洋岸を、南島最大の人口を抱えるクライストチャーチまでを走って行く。

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南島に入りピクトンからクライストチャーチまで太平洋岸を走って行く

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フェリーターミナルからピクトンの鉄道駅まで約5分を歩く

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ピクトン駅の駅舎 中はサンドウィッチのチェーン店サブウェイの店

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キーウィレールのロゴの付いた展望車を先頭に、後ろに客車が繋がっている

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客車の最初の車両に僕たちのツアーの参加者が乗った

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その前のオープンデッキの展望車両には後ろの席の乗客が詰めかけてきていつも満杯

列車が走りだすとすぐに両側に満開の黄色い花畑が広がる。僕たちから見るとなんてきれいな景色何だろうと見とれてしまい自然とカメラを向けてしまうのだが、この西洋エニシダが大変問題になっている植物なのだとか。元は後からやってきた西洋人が広い敷地の境の目印に植え付けた外来種エニシダが、在来種を駆逐しつくしてはびこってしまい現在の姿になってしまったのだそうで、まるで日本でいえば日本独特の趣のあるススキの野原に入り込んだ外来種セイタカアワダチソウに似ている。この先訪れる元々シダなどが生い茂っていた国立公園などでは、外来種エニシダなどの撤去作業を進めているのだが焼け石に水状態にもなってきているのだとか。

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思わず綺麗と言ってしまいそうな西洋エニシダ満開の黄色い山々が連なる

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オープンデッキの展望車両から列車が左右に曲がるたびに身を乗り出して撮影可能

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北島同様に牛を放牧してある所が多い

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真っ赤に染まった塩田の景色が目に飛び込んできた 説明を聞き逃した?

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やがて目の前に真っ青な海が広がってきた ただしその先に陸地が見えているのは?

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綺麗なビーチ まだ春先なので人はいないのか? それとも一年中水が冷たいのか?

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並行して走っている道路 反対方向を走るキャンピングカーとすれ違った

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海へと流れ込む川を渡る

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岩場で身体を温めるアザラシの姿が見える

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海岸線と言っても直線ばかりではなく時々変化に富んだ地形も広がる

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反対方向に目をやれば雪を抱いた山々が連なっている

列車はいくつかの駅で止まって対向車とすれ違ったりしながら進んできたが、ホエールウォッチングで有名なカイコウラの駅では5分ほど停まるので周りを散策できる。僕はその時順番待ちしていたトイレに駆け込んだばかりだったので出遅れてしまい、駅に降りて写真を数枚撮った瞬間に戻って下さいとのコールが・・・
客室内のモニタに時折運行時刻表が出ていたらしいが、この時点で1時間遅れの16時半を回っていたらしい。何でもこの日は26℃と温かく、線路が延びてしまっている可能性があって速度を上げられないという風なアナウンスも流れていた。展望デッキで風に吹かれていてスピード感も結構あったし、涼しいと感じていたのだったけれど?
こうして見るとこんな気温はおろか真夏だろうが真冬だろうが、そんなことは意識せずに乗ることが出来る日本の鉄道技術は大したものだと改めて感じてしまう。さらに新幹線などは200km超で運航しているのだからなおさらである。

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ホエールウォッチングで有名なカイコウラの駅で休憩 この時点で1時間遅れ

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山側には雪を抱いた山々の姿が増えてきた サザンアルプスなのかな

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この牧場にはツヤツヤとした牛が多くいるね

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海岸線に目をやればカモメが多く停まっていた

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この辺りから羊の姿も目に付くようになってきた

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牧草地帯に水撒きをする装置

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大規模なブドウ畑も目に入ってきた

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うわっ羊が! いったい何匹いるんだろう

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20時を過ぎ そろそろ日没の時間が・・・

クライストチャーチの駅に到着したのは20時40分。予定よりも2時間20分遅れである。7時間40分も列車に乗っていたけど、それほど退屈しなかった。
けど長かったな!

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20:40 クライストチャーチの駅に到着

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ベルトコンベアーで送られてくるスーツケースを受け取る 朝8時以来のご対面!

列車が遅れバスの運転手も大変でしたね。今日の運転手は駅からホテルに15分ほど送るだけだそうで、そのために2時間半も待たされて・・・
明日からの運転は別の人なのだそうです。

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駅からホテルまでバスで移動です

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2時間半も待たされたのに、たった15分でホテルに着きます

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ホテル到着 スーツケースはポーターに任せ

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チェックインは添乗員さんに任せ

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夕食のレストランに直行 この日はフラワーディナーで花も食べられます

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22:30、ようやく部屋に入ることが出来ました 明日の朝は少しのんびり

=つづく=