コーカサス3カ国ツアー 5日目の1 (2015.5.19)

前日ジョージアに泊ったものの、この日はすぐにアルメニアに出国。ジョージアにはまた後日戻って観光することになる。どうしてこんなにややこしいことをするのかというと、アゼルバイジャンジョージアとの関係は友好的であり、またジョージアアルメニアとの関係も友好的ではあるのだが、キリスト教を国教とするアルメニアイスラム教徒の国アゼルバイジャンとの関係はソ連邦から離れた後も国境を巡って紛争を繰り返しており、我々旅行者は両国の国境付近を通過するわけにはいかないのである。
ということでこの日は6時モーニングコールで、6時半から朝食、7時50分に出発となった。といっても前夜から1号車のバスとは別行動になり、2号車はボーモンド・ガーデンというこじんまりとしたホテルに泊った。

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ボーモンドガーデンで1泊した

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2階のレストラン前のテラスがちょっとした庭園になっていた

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アヤメのような花が咲いていた

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この日の朝食 2号車だけとなって人数が少なくなり落ち着いた朝食となった

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7時50分にホテル前からバスに乗り込む

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アルメニアとの国境まで乗ったバスはWiFi完備…2日後にジョージアに戻った時も

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国境に近付いて踏切を渡った 1日に何本通るのか、散歩する人も

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気が付くとあちらこちらにジョージアの国旗があった

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ジョージアでのガソリン代はレギュラーが1リットル110円位

いよいよ国境越えである。ジョージア側でバスを降りてスーツケースと共に出国審査へ、ここはパスポートチェックだけなのですんなり通過。
そこからスーツケースを引きずって200mの橋を渡る。橋の下の川が国境となっていて、ジョージア側には川に沿って鉄道が走っていた。
橋を渡った所にある入国審査所にこの日の日本語ガイドのルシーネさんが係官の隣で手続きを手伝ってくれた。というのも僕たちの2号車の方がタッチの差で先に到着し、その後別のホテルから出て来た1号車が付いてしまったため、日本人が添乗員も含めて60人もいたのでは入国係員も大混乱という事態になるだろうとの配慮によるものであった。
1人$10ドルのビザ代は前もって添乗員に渡してあったので、パスポートと前もって旅行会社で一人分ずつ作成してあった入国書類を窓口に来た順に係員に差し出すのだが、後から来た人の分がどんどん上に積まれて行って処理されるため、最初に着いた人の方が後になってしまうくらいはまあ大目に見ることにしよう。ただ2号車の分に1号車の分が混じることだけは避けるために、後で着いた1号車の方々には2号車の全員の処理が済むまで待っていただいた。
ポスポートにビザが貼られて入国審査の済んだ人から順にバスに荷物を積み込み、隣の建物の両替所でアルメニア・ドラムに両替え。$1=479ドラムだったので、おおよそ100ドラムが25円という計算になる。

全員の入国審査が済み、両替も出来たところで出発。国境のアルメニアの地名はバグラタシュンで、ここから山道を登って世界遺産のハフパト修道院に向かった。
ガイドのルシーネさんによるとアルメニア正教とあるのは間違いで、正しくはアルメニア使徒教会というのだそうで教会内部の祭壇の形式や、教会内のイコンの有る無しなど違っているのだという。

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国境からアルメニア側のバスに乗り込み、綺麗な日本語を話すルシーネさんのガイド

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11時15分ハフパト修道院に到着

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ところどころに赤いケシの花が咲いていた

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ハフパト修道院前の墓石の前でアルメニア使徒教会の説明

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教会内部に入る

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入ってすぐの部屋にも床には墓石が広がっている 上に乗ってもOKです

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祭壇のある部屋には死者は安置されない 祭壇が東側に有って高く正教のようなイコンは無い

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教会を出て後ろに回る

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ハチカルに彫られた十字架の先が2つにわかれているのが特徴

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教会の裏手にある鐘楼

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鐘楼のある教会の裏手から撮影

教会の後ろに公衆トイレが有って係の女の人がいて100ドラムのチップを払って用を足すのだが、ここで何やら仲間の一人の年配の女性がひと騒ぎ、首から下げていた旅行会社のイヤホンガイドを便器の中に落としてしまったらしい。結局6~7千円の損失で、後で保険請求できるのかどうか。免責金額に満たないような気もするが???

ハフパト修道院を出て30分ほどで昼食のレストランへ。川沿いの屋外の席で頂いた。

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バスはレストランに到着

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川沿いのさわやかな席での食事だった

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テーブルの上には豊富な野菜など数々の料理とミネラルウォーターが並んでいた

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昼食です キリスト教国なので豚肉も大っぴらに食べられます

=つづく=