コーカサス3カ国ツアー 準備編

5月15日から24日までクラブツーリズムのツアーでコーカサス3カ国へ行って来た。
コーカサス3カ国とはアゼルバイジャンジョージアアルメニアの3カ国で、旧ソビエト連邦の崩壊後にそれぞれ独立したのだが、歴史を遡ればアルメニアは西暦301年に世界で初めてキリスト教を国の宗教と公認した国であり、全盛期は東はカスピ海から西は地中海までの今よりも10倍の広さの国であったのだが、ペルシャ帝国やオスマントルコ帝国、モンゴル帝国などに攻め込まれたりソビエトに侵攻されて併合されたりしたして、キリスト教国のジョージアイスラム教国のアゼルバイジャンなどに別れて行った。
僕が興味を持ったのは、幾つかのシルクロードの一つのルートであるということと、雪が解け春になると木々が新緑に包まれ草花が咲き誇る自然豊かな地方だということである。
最近色んな旅行会社のツアーで募集が掛かるようになった秘境に惹かれ行ってみることにしたのである。

あまり馴染みのない国であるため旅行の際にはビザが必要な国もあり、ツアーの40日程度前に旅行会社にパスポートを送って団体ビザの申請が必要な場合もあり、その間に他の国への旅行が出来なくなってしまうのが難である。
ビザが必要なのはゼルバイジャンとアルメニアで、アルメニアでは入国の際に$10の手数料でビザが取れるが、アゼルバイジャンは出発前に団体申請しビザを取っておく必要があった。ジョージアだけはビザは不要である。

ちなみにジョージアとは4月22日から日本での国名の名称が変更された国で、それまではグルジアと呼んでいた。これはジョージア政府からの要請に基づくもので、ソ連時代にソ連の共和国間で呼ばれていたグルジアという呼び名がジョージア国民の間では気に入っていなかったようである。ちなみに日本では国会承認の後4月1日から変更するつもりで段取りが出来ていたのだが、某国会議員(外務委員長?)が採決の日をすっぽかして3週間ほどずれ込んだというハプニングもあったのである。

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コーカサス3カ国の旅のクラブツーリズム社のパンフレット

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出発前に団体取得したアゼルバイジャンのビザ

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出発前に申請書類を用意しておき、入国時申請でパスポートに貼られたアルメニアのビザ

=つづく=