カリブ海クルーズ9日目・下船 (2014.12.13)

下船時の案内については2日前の終日クルージングの日の午後から説明会が開かれた。それに従うように前日の夕食前にはスーツケースに付ける荷札タグが部屋に配られていた。タグは「赤の2」で間違いがない。名前と日本での住所、乗っていた船の名前・DIVINAなどを書きこみ、飛行機に乗る時に付けられるタグの要領で取っ手に取り付けた。
夕食時は風邪薬の影響もあって眠くてしようがなかったのだが、夕食から部屋に戻るともう寝ている場合ではない。深夜1時までには部屋の前の廊下にスーツケースを出さなければならないのである。クローゼットの中に仕舞い込んでいたものを全てベッドの上に広げ、スーツケースに入れるものと手荷物にするものとに分けてパッキングを始めた。幸いなことに船を降りてすぐ日本に帰る飛行機に乗るわけではなく、もう1晩ホテルに泊まるので多少間違って入れてもまた入れ直すことが出来るというのがせめてもの救いである。一番困るのは船の最後の夜に着た寝巻きは手荷物で持って歩かなければならないことくらいである。
どうにか整理が付いた時は22時になっていたが、まだ夜中の1時には時間がある。それでも自分自身が寝なければならないのですぐに部屋の外に出しておいた。自分の部屋かる見える範囲では2番目か3番目くらいであった。
次に気になっていたのが船内で使ったお金の請求書。部屋のTVで事前確認は済んでいるのだが、実際に請求書が2枚届いたら1枚にサインして部屋の置いておくだけで良いとはいうものの、実際に届くまでは落ち着かない。夜中に寝付いたものの2時間おき位に目を覚ましドアの外を確認してみたりしたが、実際にドアの前のルーム番号のところに差し込まれていたのは5時頃だった。それよりも1時までに出して置くように言われていたスーツケースも、4時頃に確認した時にはまで廊下にずらっと並んでいた。

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スーツケースに取り付ける「赤2」のタグ

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4時前に部屋の外を覗いて見たら、廊下に並んだスーツケースはまだ回収されていなかった

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5時ごろに届いた請求書 チップは毎日一人$12 一番下にサインしたものを部屋に残す

この日は7時は部屋を明け渡すことになっていたので、5時に目覚めて支度をし6時からの朝食の時に部屋を出て14階のカフェテリアに行った。全員が7時までには部屋を出なければいけないので、6時過ぎににカフェテリアに行った頃には席は満席に近かった。
朝食後はカフェテリアが混み合っているので15階のデッキに出てマイアミの高層ビルに朝日が当たり始めるのを眺めて過ごした。

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7時過ぎ船首の方から陽が昇り始めた

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左舷の方にはタグボートのような船が通っていた

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右舷側の高層ビル群に朝日が当たり始めた

下船前の最終集合地はシアター、この日は7階前方のシアター2階席である。時間になると次々と人が入って来て一杯となった。やがて「青の1番」と呼び出しがかかり、席の一部に腰掛けていた人が立ち上がりシアター後方へと消えていった。何分か間隔で「黄色の1番」、「赤の1番」と順次アナウンスされるたびにまとまった集団が席をあとにしていく。どうも色は4種類ほどあるようで、終わるとそれぞれ「2番」に入って行く。そして8時55分、ついに「赤の2番」がコールされた。
コールされたら7階右舷の後ろ寄りの出口に行き、IDカードで照合した後船を離れることになった。桟橋の建物に入ると空港にあるのと同じベルトコンベアーにスーツケースが乗って出てくる。先ほどからコールされていた「青」だの「黄」だの「赤」だのというのはベルトコンベアーの違いのようである。「赤」の柱のあるベルトコンベアーから出てきたスーツケースを受け取ったら、次はパスポートを持ってアメリカの入国審査へと続く。そしていよいよ桟橋の建物を出て待っていたバスへと乗り込んだ。

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8時15分までにシアターに集合

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前方では音楽に合わせてノリノリの司会者が「青の1番」などとコールする

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出口に設けられた端末にIDカードを読み取らせ船から出て行く

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ここから一歩出ると船から降りたことになる

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左がDIVINA号、右が桟橋の建物となる

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建物の中を進むとバッゲージクレーム、そしてアメリカの入国検査となる

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スーツケースは「赤」と書かれた柱の所のベルトコンベアーに乗って出てきた

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アメリカの入国審査も終わり建物の外へと出てきた

全員揃って出て来た所でバスに乗り込み、1日目に泊った空港のホテルへ。ホテルには10時半前に着いたもののチェックインし部屋に入れるのは15時以降。午後からはオプショナルツアーに出掛けるのだが、うまく行けばその前に部屋に入れる場合もあるとのこと。まだ2時間近く時間があったので空港内を散策。建物内の$10ショップなどを覗いて時間を過ごしてレセプションに戻ったら、部屋に入れるようになったとのこと。15時までに入れなかった時のために荷物を預けた、2日目に朝食を食べたレストランに行き別室から自分のスーツケースを受け取りホテルの部屋に入った。

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阪○のゴールドタグを付けた当初のグループ全員が揃い、バスでホテルへ

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ついにDIVINA号ともお別れである

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空港内のホテルに向かう途中MLBのマイアミ・マーリンズの本拠地球場脇を通った

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10時半前にホテルに到着

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12時に部屋に入ることが出来た

=つづく=