梅ケ島の温泉で1泊 (2014.11.4-5)

静岡市の安倍川の奥に梅ケ島温泉というのがあって、美肌効果があるんだって、SBSのテレビでやっていた。」という妻の話で、急遽梅ケ島温泉の清香旅館を予約した。なんでも単純硫黄泉でPH9.8の弱アルカリなので肌荒れの僕たちにとっておきの温泉なのである。ならば紅葉のシーズンでもあるしと、早速予約して出掛けた。
梅ケ島だと去年開通した新東名で新静岡ICから1時間しかかからないから、他にもちょっと方向が違うけど寸又峡あたりの紅葉がシーズンだからそこにも寄って行こうということになり、奥大井を回って行くことになった。最近は妻の運転で助手席であれこれ小言を言いながら、人間ナビが僕の役目である。

家を出て、金谷、川根を経て2時間半ほどで寸又峡に着いた。奥大井に行くのは2年前に畑薙ダムへ紅葉見物に行って以来となる。寸又峡へは過去に3~4回行っているのだが、退職後平日の空いている時に来るのは初めてである。寸又峡は僕らの世代には、金嬉老のライフル乱射、立てこもり事件で有名になった所。

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寸又峡の温泉地を抜け夢の吊橋への入口

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周囲の山が紅葉していて絶好のシーズン

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天子トンネルの手前にある「天子の香和屋」というトイレ

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大間ダムの上流に架かる「夢の吊橋」

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「夢の吊橋」から下流中部電力・大間ダムを見る

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吊橋から林道に出て少し登った尾崎坂展望台には千頭森林鉄道のトロッコ列車が展示されている

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「夢の吊橋」の上流にある飛龍大橋から上流の紅葉

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龍大橋から戻る途中で見える「夢の吊橋」の眺め

「夢の吊橋」から飛龍大橋を1時間半ほどかけて回り、寸又峡温泉に戻り「とろろそば」で昼食。妻はとろっとしたものが好きでないので「山菜そば」を食べた。
寸又峡を出てから接阻峡を経て井川ダムへ。このシーズンは井川よりも上流の畑薙ダムの紅葉が見頃なのだが、この日の目的地は安倍川上流の梅ケ島温泉なので、井川ダムから静岡市街方面に下り油島という所に出て梅ケ島方向へと向かった。

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井川ダムの上を通って静岡市街地方面へ

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16時半に梅ケ島温泉・清香旅館に到着

早速自慢の風呂に入ったが、ぬるぬるの温泉でちょっと浸かっただけで効果抜群。源泉たれ流しの湯ということだが、30数℃の源泉の湯船とそれを40数℃に沸かした湯船の2つの浴槽があり、沸かす設備のために22時から6時までは入浴することが出来ない決まり。ちょっと残念。
夕食は18時からで、きっかけとなったTV放映で「静岡軍鶏鍋」というのをやっていたので、今回はそのコースを注文しておいた。
夕食後は生ビールを飲んだこともあり、21時過ぎに酔いがさめた所で2回目の入浴タイム。

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「静岡軍鶏鍋」コースを堪能


2日目は8時からの遅めの朝食。普段は夕食が19時頃で朝食が7時頃なので、朝食前にはお腹がグウグウ。7時ごろに3度目の温泉につかった。

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2日目の朝食です

朝食後は梅ケ島温泉から8kmほど上に安倍峠という所があって、静岡県山梨県の境を超えた所から富士山が見えるというので行ってみた。

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安倍峠の手前でゲートが閉まっていた この数100m向こうに県境がある

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安倍峠の頂上付近に静岡県静岡市の標識が その手前で道路が崩れてふさがっていた

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山梨県側から見た県境 崩れている手前の道路の継ぎ目が県境

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山梨県側に500mくらい入って道路が曲がり始める

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その角の所に林が切り開かれている所があり、そこから富士山が見える

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富士山のかかる雲が、頂上にかかっているかどうか微妙

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山梨県側を見ると身延町あたりの街並みが見えた

安倍峠から静岡市街地方面に下りながら、ところどころ紅葉の山並みや滝の見える所で車を停めて写真撮影。

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安倍峠から少し下った所から梅ケ島温泉辺りまでが現在の見どころ

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紅葉の山並みをもう一枚

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鯉ヶ滝という道路脇の滝のある所でパチリ

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鯉ヶ滝の由来書

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紅葉の沢

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道路から少し奥まった所にある赤水の滝

赤水の滝からさらに下った所で妻が宇東木(うとうぎ)という標識を見つけ、左に曲がって寄ってみることに。なんでも5~6年前の静岡新聞新聞小説の中で出てきた地名で、ワサビの里なのだとか。くねくねと登って行く道の脇に清流が流れていて、その向こう側に確かにワサビ田の姿が見え隠れしている。奥まった所に駐車場があり「うつりぎ」という食堂があったので、昼食に天ぷらそばを注文した。

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「うつろぎ」という食堂に突き当たった

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天ぷらそばを注文 真ん中にのっているのはワサビの葉の天ぷら

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清流の中ワサビ田の緑がまぶしい

昼食を食べ、少し早めだったが他に行く所もなく家に戻った。