モロッコ旅行 5日目の2(2014.2.24)
この日の移動はワルザザートからトドラ渓谷までが約200km。そして昼食後エルフードまで150km。通常のツアーだとエルフードに泊って、翌朝4時出発で朝日を見にメルズーカ砂丘まで約60kmを4WD車で行くことになるのだが、このツアーではメルズーカ砂丘にあるオーベルジュというホテルまでこの日の内に行って泊る。そのため翌朝は5時半起床で6時にホテル前からラクダに乗って行くだけで朝日を見ることが出来るのだ。
昼食を食べトドラ渓谷の中を散策した後、バスはティネリールまで戻り、そこからエルフードへと向かった。
昼食を食べトドラ渓谷の中を散策した後、バスはティネリールまで戻り、そこからエルフードへと向かった。
トドラ渓谷の入口にある緑いっぱいのオアシスを見下ろす所まで戻った
ティネリールからエルフードに向かう途中、砂漠地帯に入ると青い蓋のある四角いコンクリートの塊が道路に沿って点々とあるのが見えてくる。これは砂漠地帯に水を供給しているパイプラインの給水口である。現在ではこのような形になっているのだが、昔は延々と地下水道が引かれていたのである。昔、中国のシルクロードを旅した時にカレーズというのだと教わったことがある。そんな地下水道の跡が残っている所でバスは停まった。
砂漠を走っていると水のパイプラインがこの下を通っていることに気付く
地面を掘り起こした跡が点在している
その内の一つに登り水を汲み上げる様子を再現してくれた もちろん今では水は流れていない
かつて水が流れていた地下へ入って見た
ロバもいたがカメラを向けるとそっぽを向かれてしまった
エルフードに着いて別のツアーで利用するホテルのトイレを借り、スーツケースはバスに置いたまま1泊分の荷物を持って4WD車に乗り換えた。ここからはサハラの中の道なき道を1時間かけて行くことになる。(サハラとは現地の言葉で砂漠のこと、従ってサハラ砂漠というと砂漠砂漠になってしまう)
他のツアーで利用するリアド・サラムでトイレを借りた
4WD車7台に別れて乗り込む 僕は2号車で運転手はムスタファ青年だった
舗装道路を過ぎると砂煙が上がり始めた
1台の車が砂にはまり動けなくなったので参加者が後ろを押して脱出した
1時間ほど走って目的地のメルズーカ砂丘にあるオーベルジュ・パルメラ&ドゥーンという宿泊施設に着いた。現地ガイドと添乗員を入れると41名で貸し切り状態だった。部屋に落ち着き、夕食にレストランに行ったがまだ準備中で、レストラン前で火をともして歓迎の演奏とそれに合わせてみんなで輪になって踊りを楽しんだ。砂漠の中の暗闇の中でオリオンや北極星、カシオペアといった冬の星座が満点の空を散りばめていた。三脚やリモコンスイッチなど星空撮影の準備をしていかなかったのが残念。
こちらはレストラン棟
ウェルカムドリンク
この日はダブルベッドの部屋だった 自家発電なので照明は控えめ、エアコン暖房は使わなかった
食事前に歓迎の演奏に合わせ皆で踊った
夕食はチキンのタジンだった この夜はビールも飲んだ
=つづく=