北海道・富良野 (2013.10.7)

この日は東川町のニセウコロコロを出て、まずは大雪山国立公園内の天人峡へと向かった。行く途中には忠別ダム湖がある。天人峡温泉手前の日帰り客専用駐車場の脇には七福岩と呼ばれている柱状節理の岩がそびえ、ちょうど紅葉が盛りであった。さらに天人峡温泉を抜けて行くと羽衣の滝などがあるそうだが、温泉の手前の日帰り客専用駐車場からかなりの距離を歩かなければならないということでここから引き返した。

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忠別ダムの下流

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忠別ダム湖 奥に見えるのが旭岳

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忠別湖の上流側からダム方面を見る

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天人峡まで入ってくると紅葉が鮮やかになって来る

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この辺りが柱状節理という地質の七福岩

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ちょうど七つの観音がいるように見える

次にこの日の目的地である富良野へ行くため、天人峡から少し戻り美瑛方面へと向かった。途中カーナビに従って走っていると、10時頃に「亜斗夢の丘」という所を通った。車を下り散策していると道路に面している看板には確かに「亜斗夢の丘」となっているのだが、後ろに回ってみると「ぜるぶの丘」という看板になっていた。この時期でも色とりどりの花が植えられており華やいだ感じがした。また敷地内には1970年代にスカイラインのCMで使われた「ケンとメリーの木」が立っているとあったが、どの木なのか判らなかった。

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「ぜるぶの丘」と書かれた看板だが、裏面は「亜斗夢の丘」になっていた

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色とりどりの花が植えられている

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隣の敷地には向日葵の花も咲いていた

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「ぜるぶの丘」の写真をもう一枚

「ぜるぶの丘}で休憩を取った後、再び富良野に向かった。富良野では駅にある観光案内所に立ち寄り観光案内地図を貰い、「北の国から」のロケ地であった麓郷へと向かった。1981年に放映が始まった「北の国から」というドラマは、主人公黒板五郎の生き様と純と蛍の成長がリアルタイムで描かれていて、数年ごとに放送されるスペシャル編も含めて欠かさずに見ていた。今でも時々BSなどで再放送されている。
麓郷地区でまず最初にあったのが「拾って来た家~やがて町」という地区。ここには主人公黒板五郎が捨てられていたものを拾い集めて作った、義妹・雪子の家がある。それと共に、捨てられていたものを拾ってきて生き返らせること、物を大事にすることへのメッセージが伝わってきた。
また「’02 遺書」のドラマの中で、黒板五郎が純と蛍に向け語った遺書が石碑となって置かれている。

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富良野駅 この左手に観光案内所がある

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「拾って来た家」という地区の駐車場には黒板五郎の遺書が石碑になっている

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「拾ってきた家」というロケ地の見学には入場券300円が必要

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捨てられたものを拾い集めて作った家

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物を大切に使うことへの黒板五郎のメッセージ

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4番目の家

「拾って来た家~やがて町」という地区を出て、道を少し戻った所にある食堂で昼食。舞茸の天ぷらそばを注文した時に天然ものか栽培ものか訊かれ、天然舞茸の天ぷらを頼んだら肉厚で香りも味も「さすがこれが天然ものか」と感じさせるものであった。
次に向かったのは「麓郷の森」、ここには丸太小屋がある。ドラマの中では火事で全焼してしまうのだが、実際に燃やしたのは火事の場面用に作ったセットで、本物はしっかりと残っていた。

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天然舞茸の天ぷらそば

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麓郷の森の看板

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これが2番目の丸太小屋

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3番目の家では純が風力発電を取り付けた 老朽化のため中に入れない

最後に行ったのは「石造りの家」の地区。この「石造りの家」は丸太小屋が全焼した後、五郎がこつこつと作り上げて行ったもので「’95秘密」「’98時代」「’02遺言」と使われた。また同じ敷地内には初代の家も復元されている。
建物内のセットには、カメラ撮影は構わないがインターネットなどへの掲載は禁止という注意書きがあった。この警告はロケ地の建物にも適用されているのかどうか不明であるが、建物外部には表示されていなかったので???

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「石造りの家」のロケ地入口 観光バスで団体客も見学に来ていた

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「石造りの家」のロケ地にあった麓郷地区全体の案内板

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ドラマのシーンの掲示

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脚本家・倉本聰からのメッセージ

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石造りの家

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復元された初代の家

北の国から」のロケ地。一つ一つの建物やドラマのセットに思い出深いものがあり、じっくり見て回った。

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今回の旅で回った所

=つづく=