ハワイ・5日目 (2013.9.5)

今日は前日のマウナケア山頂での星空観察とサンライズツアーと共に楽しみにしていたキラウエア火山とサンセットツアー。主催は共に太公望。キラウエアの火口を覗いたり、ホットスポットによりハワイ諸島が生まれやがて休火山から死火山になっていく仕組みや、現在活発に活動を続けるハワイ島のことを学んだりした。その後溶岩が波で浸食されたときに出来るプナラウ黒砂海岸を訪れ、そこを産卵場所とする海亀の様子を観察したり出来るツアー。最後はハワイ島最南端のカ・ラエ岬での夕陽鑑賞となっている。ハワイ島の南半分以上を11時間掛けて1周することになる。
まずは朝食。今日は余り食材の中からオムレツを作ってみた。

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今朝はオムレツでも作ろうかと並べた食材

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出来はまあまあなのだが、フライパンから皿に移すときが?

ホテルのピックアップは9:45、車は10分くらい過ぎてから現れた。既にコナの各ホテルから10人のお客さんが乗り込んでいて、このワイコロア地区からの参加は僕だけ。車に乗り込むとすぐにホテルのあるエリアを離れ、この島に着いたときに走ってきた19号線を少し北上した後、マウナ・ケアとマウナ・ロアの間の馬の鞍を意味するサドルロードをヒロに向かって東に向った。道の両側にはパーカーさんの巨大な牧場が広がり、内部に入っていくと米軍の演習場に出る。そこでいったんトイレ休憩。なだらかな山で気付きにくいのだが標高は既に2000mに達している。休憩後さらに進んでヒロの街が見えてきた。ここでビッグアイランドキャンディというお土産屋さんで休憩。今日のツアーでは夕食は付いているのだが昼食は付いていない。案内では自分で用意するように書かれていたので、朝ついでにハムサンドを作って持ってきていた。それと共にアイスクリームがおいしいとガイドに言われたのでそれもゲット。

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ホテルのゲートから左手に見えるのがマウナ・ケア

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左前に見えるのが、やや雲のかかったマウナ・ロア

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米軍の演習場近くでトイレ休憩

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サドルロードを東に下っていくとヒロの街が近付いてきた

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ヒロの街のビッグアイランドキャンディというお土産屋さん

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中ではチョコレート工場の見学が出来る

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ここで今朝作ったサンドウィッチの昼食とアイスクリームを食べた

ヒロを出てしばらく行くといよいよキラウエア火山国立公園に入った。まず行ったのはキラウエア・クレータのあるトーマス・ジャガー博物館。ここで最初に噴火口を覗いてみるが、クレータの円周は20kmもあり噴火口は4km先にある。風向きが変り有毒ガスが博物館側に流れてきて職員が何か発しているのだが見物客は写真撮影に夢中で知らん顔である。写真を撮り終えたところで博物館の建物内部に入り、ハワイ諸島誕生の説明パネルで分かりやすく説明を受けた。
その後イキ展望台まで車で移動し遊歩道を1kmほど歩き、さらにサーストン溶岩トンネルの中を見学し、降り出した小雨の中を車に戻った

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キラウエアを国立公園にしたトーマス・ジャガー氏の名を付けた博物館

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キラウエア・クレータの噴火口

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有毒ガスの混じった噴煙で離れていても硫化ガスの匂いがしていた

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博物館内にあるハワイ諸島の誕生説明パネル

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キラウエア・イキ展望台からの遊歩道を歩く

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サーストン溶岩トンネルを熱心に説明するガイドのマーティン

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溶岩トンネル内部

ワイ島の中には地球上の気候帯のうち、氷山と氷河の部分を除く12の気候があると言われている島。晴れて暑い西のコハラコーストから、マウナケアとマウナロアの間のサドルロードを吹き抜ける涼しい風や、東海岸のヒロの日陰の涼しさ、キラウエア周辺の雨など一日の中でめまぐるしく天候が変った。

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キラウエア火口から黒砂海岸まで行く途中で強い雨が降ってきた

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冷めて固まった後で波に砕かれて出来た黒砂海岸

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海亀が岩に生えている海草を食べに来るのを皆で探している

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アメリカ合衆国最南端レストランのハナ・ホウ

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5種類のメニューの中から「地元ビーフのロコ・モコ」を注文した

最後のサウススポットでの夕陽の時間には晴れたのが良かった。終わり良ければ全て良しとはこのことか?

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マーティンがマカドニアナッツの木の横で車を止めて説明

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南端のカ・ラエ岬に向う途中にあった風力水車群

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南端のカ・ラエ岬から北西方向を見ると波に洗われ断崖になっている

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夕陽が海に落ちていく

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この旅行2度目の夕陽の撮影です

今日のツアー、自分の勘違いであるのだが最近TVの観光情報番組などで溶岩流の上を歩いたり、溶岩が海岸にぶつかるときの水蒸気爆発の場面を見たりし、さらに今回のツアーのホームページなどのイメージ写真でキラウエア火山の煮えたぎる溶岩の写真などを見せ付けられたことで、どこかに赤黒い溶岩流と接する場面を期待していたのだが、これに関しては全くの思い込みでしかなかった。日本で阿蘇山火口を覗きに行ったのとさほど変らないものであったのが。

=つづく=