南米旅行記・ブラジルは地球の裏側

この週末は爆弾低気圧がやって来て日本中が大荒れになると、去年の同じ時期の天気図の解説も合わせてニュースや天気予報で警告を流していた。案の定3日に桜を散らすかのような雨が降り、春に3日の晴れとなしと6日も朝から雨がぱらつき始め低気圧が接近し発達する気配が濃くなってきた。
本来ならば13時に掛川を通る新幹線に乗れば成田空港の集合時間の16時20分には間に合うのだが、そこは安全を見て11時32分発のこだまに乗った。成田空港までは何事もなく着き定刻までに2時間ほどの余裕がある。旅行会社のカウンターには添乗員が見えてはいなかったものの、別の係員がいてすぐにeチケットをくれてアメリカン航空のカウンターにチェックインに行くように指示された。そこでバッゲージを預け、ダラスまでの航空券とダラスからリオデジャネイロまでの航空券の2枚を渡された。

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アメリカン航空のカウンターでチェックイン

その後売店などを見て回っていたら、場内アナウンスが強風のため名古屋行きなどの運休を知らせていた。幸いにも我々のツアーに参加の名古屋からの便や伊丹からの便は荒れる前に成田空港に到着していた。
その後ツアーカウンター前に再集合し、セキュリティチェックへ向かったのだが、この時間は米国各地への便が集中するためかセキュリティチェックの列が長く伸びていた。それでも何事もなくAA60便に乗れたのだが、何らかの原因で出発が1時間近く延び、なかなか滑走路に出れなかった。
それでも飛び立てば、後はアメリカ本土を目指し順調に飛行が続いた。

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成田空港72番ゲートのアメリカン航空AA60便に乗り込む

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夕食はビーフを選択

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ダラス空港到着前にピザトーストの朝食が出た

ダラスFTワース空港には1時間ほど出発が遅れたのだが、定刻から20分遅れで到着した。
しかしここからが行列のオンパレード。どういうわけか米国で乗り継ぐ飛行機はすべて入国審査を受ける。これも例のテロ以降対策が強化されたためであろう。幾重にも折れ曲がった行列の後に入国審査。ここでは指紋採取と顔写真の撮影が行なわれた。
その次には米国に入国するわけでもないのに通関検査。出発時に添乗員からここでバッゲージを一度受け取って入国審査に向かうと説明されていたのだが、この時にはバッゲージがリオデジャネイロに直接回されたということで手荷物検査もパスされた。
さらに次に乗る飛行機のためのセキュリティチェック。これは日本以上に厳しく、靴を脱がされベルトも取り外しセキュリティゲートではなくX線検査が行なわれていた。乗り継ぎ時間は4時間ある予定だったのだが、なんだかんだと時間が掛かり出発ゲートに着いたのは搭乗に1時間足らずに迫っていた。

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ダラスFTワース空港に到着したAA60便

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トランジットなのに米国入国並みの審査を受けD23番ゲートへ

ダラスからリオデジャネイロに向かう便はかなり空いていて、僕は左側の2列席をひとりで使えた。真ん中の3人掛け席は2人で使っていたので、ラッキーであった。

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AA251便の夕食はチキンかパスタからの選択でチキンを選択

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ブラジルに入りアマゾン川の上空で朝陽が差し込んできた

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AA251便の朝食はクロワッサン

ダラスまでもダラスからもほぼ12時間ずつ掛かり、途中の乗り換え時間などを入れると成田を出発してから26時間掛かった。時差も日本に比べダラスは-14時間で、リオデジャネイロは-12時間と日本とまったく午前午後が逆転しており、ちょうど地球の裏側に来たということを実感させられた。

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リオデジャネイロ空港に到着 黄色のタクシーが多く並んでいる

=つづく=