11日目(7月28日) イスタンブール・ブルーモスク、グランドバザール

オリエント急行終着駅での昼食後は旧市街に行き、まず最初にブルーモスクの観光。正式名はスルタンアフメット・ジャーミィ。内部の細かい模様の青いタイルからブルーモスクと呼ばれている。バスを降りた方向からは6本あるミナーレ(尖塔)を全て見ることができない。ガイドのハンデさんは後で綺麗に撮れる場所があるから先を急ぎましょうというのだけれど、ミナーレやモスクの一部でも見えたらシャッターを切ってしまうのは日本人観光客の性(サガ)か?
入口には観光客の長蛇の列。靴を脱いで手提げ袋に入れ内部へと入る。人ごみでごった返している中、ガイドの周りに集まって説明を聞く。4本の巨大な柱に支えられた中央の大ドームは直径27.5m高さ43mにもなる。4つの副ドームと30の小ドームが巨大な空間を作り出している。内壁には細かな模様の青を主体としたタイルが2万枚も使われていて、さらにステンドグラスを通して入る光に照らし出されている。ところどころにアラビア語で書かれた額が飾られているが、経典の一部なのか全く読むことすらできない。トルコ人ですら今はアラビア語を読める人は少ないという。ちょうど欧米人が日本の神社仏閣に入って、寺の名前や南無阿弥陀仏と書かれた額を見上げるのと同じ感覚であろう。
最初ガイドのハンデが言っていた後で綺麗に写真が取れる場所というのは、ブルーモスクを出てアヤソフィア博物館との間の噴水のあたりのことだった。そこからはブルーモスクの特徴である6本のミナーレを見ることができる。6本もミナーレがあるのはこのモスクだけである。これはスルタン(王様)に黄金(アルトゥン)のミナーレを作るように命じられたものの、黄金の尖塔というものに反感を覚えたのかメフメット・アーという設計者が6(アルトゥ)と聞き間違えたことにして、モスクの中で最も多い数のミナーレをもつモスクを作ったのだという。

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駐車場からブルーモスクに向かう

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ゲートをくぐりブルーモスクの境内へ

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晴れた空にミナーレがそびえる               観光客が長蛇の列をなしている

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ブルーモスクの内部、ドーム部分を見上げて。。。

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内部はブルーのタイルと明るいステンドグラスが美しい…再掲

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アラビア文字の額が掲げられているが読めない 経典の一部?

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ドームから外に出ると眩しい ミナーレとミナーレの間はラマダンの電飾か?

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ブルーモスクの裏側に出ると正面にアヤソフィア博物館の建物がある

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4本のデザインの違うミナーレが立っているアヤソフィア博物館

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サルスベリのピンクの花が鮮やかだった

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ミナレットが6本あるブルーモスクをアヤソフィア博物館側から。。。…再掲

ブルーモスクの次に行ったのはグランドバザール。トルコ語で屋根付市場という意味を持つ名前が付いているのだが、一般的にグランドバザールと呼ばれている。中にある店の数は4400軒とも言われていて21のゲートがある。迷わないようにゲート1(NURUOSMANIYE)近くの日本語が通じるお店が集合場所として教えられ、NURUOSMANIYEの文字をメモっておく。お店にはそれぞれ番号が振ってあって、ゲート1に最も近い店から1,2,3...と番号が付けられている。
特に買い物をするわけでもなく1時間を過ごすのは苦痛だったので、ゲート番号の若い順に出入口ゲートを回ってみたのだがゲート10辺りで番号を見失ってしまいゲートを全部回るなどという無謀なことをあきらめた。中央付近のチャイを飲める店の前に座って通る人々をボーっと眺めていた。

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グランドバザールにはゲート1(NURUOSMANIYE)から入った

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グランドバザールでショッピング…再掲

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グランドバザールの中は買い物客や観光客でいっぱい

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天井が高いので縦長の写真が多くなる    トルコの国旗と色々な国の国旗を混ぜてデザイン

グランドバザールを出てから橋を渡り今度は新市街へ。タクシム広場でバスを降り、イスティクラル通りを30分ほど散策。

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新市街のタクシム広場にある民衆の像…再掲

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鳩の多いタクシム広場では新婚カップルの撮影が行われていた

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タクシム広場からイスティクラル通りを走る路面電車

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タクシム広場近くのモスク

タクシム広場のスターバックス前で再集合し組ごとに点呼を取り、歩いて5~6分の中華料理店に向かった。中華料理店で食事が始まったら添乗員のヒトミちゃんに緑タグ班の添乗員から連絡があり、B組の一人がタクシム広場に残っていたということであった。長旅の疲れかついにやってしまったかという感じで、この後もこの中華料理店を出る時にひとりの女の人がカメラがなくなったと騒ぎ始めた。結局は同席の人が同じタイプのカメラを持っていて、自分のものと勘違いして持って出たことが判明し一件落着。さらにさらに。。。

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この日の夕食は中華料理店で

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中華料理の最後は魚料理…鯉の唐揚げではなかったけれど。。。

この日のホテルは日程2日目に最初に泊ったアクギュンホテル。日没前だったのでホテル近くの城壁を散策した。

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ホテルにチェックイン後、近くの古い城壁を散策…再掲

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崩れた城壁の上を歩く人の数は少ない

~つづく~