[14日目] 35:薮原~34:奈良井~33:贄川 (2011.10.26)⑦

木曽平沢駅の入口の交差点を通過したのは15時40分。ガイドブックではこの日の目的地の贄川駅まで約4kmとなっているので、ようやく時間的に安心できる所に来た。諏訪神社の境内からまた旧道に戻り、道の駅・木曽ならかわを過ぎたところでこの日初めて国道19号線と合流した。

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左・楢川駐在所               道の駅・木曽ならかわの旧道(裏)側を通過

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道の駅を過ぎ国道19号線と合流すると大型車が多くなる

しかしそれもつかの間、また19号と離れたりくっ付いたりしながら奈良井川を渡った所で、細い道を入り押込一里塚跡の碑を過ぎ民家の庭先を抜けると国道19号線の擁壁の上に出る。ガイドブックによっては旧自動車道を通ればそのまま贄川宿に入れるものもあったが、前回妻籠宿の観光案内所で貰ったガイドブックでは国道の擁壁の上を歩くよう書いてあったのでそれに従った。しかし普段から人通りが少ないのであろう、この時期は結実した野草の種がズボンの裾にびっしりと付着してしまい、この日の宿で手間暇かけて剥がし落すことになった。

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奈良井川を渡ったら右手の道を入って行く

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左手の畑の間に押込一里塚跡の碑が見えてくる               押込一里塚跡

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なおも細い道を真っ直ぐ進む                 民家の庭先を通り林の中へ

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国道の擁壁の上に出る                    擁壁上の通路を通り抜ける

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国道19号線、名古屋から164km地点、贄川宿へは前方の跨線橋を渡ることになる

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跨線橋を渡る手前に長野県天然記念物の贄川のトチ(栃)がある

長野県天然記念物の贄川のトチの案内板を過ぎて、国道の高さから伸びている奈良井川とJR中央線を跨いでいる跨線橋を渡り贄川宿に入った。贄川宿内の道路は現在は国道ではないが、かつて国道にした際の拡幅工事によって多くの史跡が失われてしまったようで、国重要文化財の深津家と贄川の関所くらいしか見るべきものはないようだった。

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贄川宿内にある国重要文化財の深津家住宅

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街道沿いにある秋葉神社津島神社の合祀社と道祖神

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贄川宿の案内板

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贄川関所・現在は木曽考古館になっている

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贄川関所の全景

途中で大分はしょったせいもあって贄川宿には16時55分に到着し、17時04分のワンマン列車で塩尻駅近くのビジネスホテルに入った。

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JR中央線・贄川駅(16:55)

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この日の宿泊は塩尻駅前、贄川からは日出塩駅方向に3駅

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無人駅でワンマン列車に乗る時は先頭車両後側昇降口で整理券を取り、降車時は一番前へ

薮原宿から贄川宿までの距離12.6km。この日の歩行数は歩数計の付いている携帯電話の充電器を家に忘れて来たことに気付いて、電波の届き難い鳥居峠山中で電池消耗を防ごうと携帯の電源を長時間OFFにしていたため測定できなかった。

~ つづく ~