秋彩カナダツアー・第3日目午後 (2011年10月6日)

メープルシロップ農家での昼食の後は、ローシャン高原で一番高い山モン・トレンブランに向かう。トレンプランはカナダ先住民の言葉で「震える」という意味だそうである。ローレンシャン高原は地球上で最も古い地質であることが確認されていて、地球で最も早く陸地として隆起した所といわれている。当初はロッキー山脈のように切り立った山であったのが氷河や風雨で浸食されなだらかな台地となり、その中で唯一ともいえる高い山がモン・トレンブランだとガイドのミヤタさんは説明してくれた。
麓の湖の周りがリゾート地なっていてお洒落なホテルや建物が立ち並ぶ。山の中腹には別荘が立ち並ぶ。そこに行くまでの道中には左右に人影の少ない広々としたゴルフ場がいくつも見られた。カナダの老後のスタイルとしては、現役時代の住まいを売ってリゾート地の別荘を手に入れ毎日ゴルフをしたり湖で釣りをしたりして過ごすとのこと。別荘を買えなくてもキャンピングカーを手に入れ夏場はこのようなリゾート地の設営所に滞在し、冬にはアメリカ南部の暖かい所に移動するという渡り鳥みたいな生活スタイルも多いという。

モント・レンプランの一番下にある時計台のところでバスを降り、先ず8人乗りの立ったまま乗る無料リフトに乗り込み、ゴンドラの山麓駅に行く。そこで添乗員さんからゴンドラの往復チケットを貰い、6人乗りのキャビンに乗り込み山頂へと向かう。山頂駅に着いたらガイドのミヤタさんの案内で200mほど離れた山頂展望台まで行くと360°のパノラマを楽しむことが出来るという段取りである。
周りにはモン・トレンブラン意外に高い山が無いため、山頂展望台からは360°地平の彼方まで見通すことが出来た。前週までは雨の日が多かったということなので、こんな快晴の日に来れてラッキーであった。ただ山頂からのパノラマを収めようと三脚を抱えて登ったのだが、展望台が木製であるため人が動くたびに足場が揺れ三脚を持っていった効果を全く発揮できなかった。

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無料リフト乗り場(緑色の屋根)手前の時計台が帰りの集合場所

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時計台前から山を眺めれば紅葉真っ盛り

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立ったまま乗る8人乗りのリフトでゴンドラの山麓駅まで行く

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ゴンドラ山麓駅の右手に建つお洒落なホテル

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モン・トレンブラン山頂までの往復チケット              ゴンドラの山麓

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6人乗りゴンドラの乗降扉の小窓を開けると右側の景色を撮影できる

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前側の窓越しに撮ったゴンドラの山頂駅  後側の窓は傷が多く折角の景色もくすんで見える

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ゴンドラを降り一旦集合し山頂展望台へ   ゴンドラと反対側の斜面上に建つレストハウス

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山頂展望台から見下ろした景色、地平の彼方まで360°見通せる

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下りのゴンドラの小窓から撮った紅葉

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山全体が錦に染まっていた…再掲

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さらに下がって来ると湖畔に広がるリゾート施設が多く見れる

ゴンドラで山麓駅まで戻ったあとは、希望者のみガイドのミヤタさんの案内でゴンドラ軌道下の滝のある所まで往復2kmほどのトレッキング。希望者といっても極めてご年配の方を除きほとんどの人が参加していた。ずっとバスに乗り詰めだったのでこの程度の散策は健康にも良さそうだ。

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ゴンドラで山麓駅まで戻った後ゴンドラ軌道の下にある滝まで軽くトレッキング

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トレッキングで少し見晴らしの良い所まで登った、左端がゴンドラ山麓

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黄葉の樹木に囲まれた細く流れ落ちる滝

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再集合場所の時計台前から見える山の中腹には別荘が立ち並ぶ

トレッキングの後は自由散策で土産物店を覗いたり、テラス席でコーヒーを飲んだりして時間を過ごした後、バスを降りた時計台の前で再集合しホテルへと戻った。
ホテル到着は17時。夕食は18時から朝食と同じレストランでポーク料理であった。

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夕食はローストポーク                        デザートのケーキ

~ つづく ~