[11日目] 43:馬籠~42:妻籠~41:三留野 (2011.8.21)⑥

妻籠城跡から再び旧街道に戻り南木曽駅を目指す。雨の方は相変わらず降り続けている。
かぶと観音の境内を通り抜け、神戸(ごうど)の石畳を下ると左手にSLのある公園があり、ここで旧街道の三留野宿へ向かう道と南木曽駅に下って行く道とに分かれる。今回同行してもらった後輩はここで別れ中央線で名古屋に出て掛川に戻ることに。

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中山道蛇石の道標 右つまご宿、左志ん道、下り道旧道

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良寛の歌碑 木曽路にて「この暮れのもの悲しさにわかくさの妻呼びたてて小牡鹿鳴くも」

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上久保の一里塚の説明、江戸から七十八里        盛り土の上に一里塚跡の碑がある

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かぶと観音近くの五叉路の道標        左・かぶと観音の説明、右・中山道の案内図

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中山道の案内図 神戸の石畳を通って南木曽駅まであと1.2km

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かぶと観音

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かぶと観音堂の境内にある水舟、現在は飲み水でないとの注意書きがある


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そでふりの松、義仲と巴御前ゆかりの松とある

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南木曽駅方向と三留野宿方向との分岐、この日同行してくれた後輩とはここで別れる(13:30)

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旧街道から南木曽駅を見下ろせる

後輩と別れ20分ほど歩いて三留野宿に入った。時折雨足が強くなり、街道の右側の道は上の方から川のように流れてくる。
街道歩きにおいては分岐点にある道標が頼りなのだが、三留野宿の江戸側出口にあたる高札場跡で見かけた道標には次の野尻宿まで与川経由で14.7km・歩き4時間25分とある。事前に調べたガイドブックでは10km程度でかかっても3時間と計算していたのに何かがおかしい。雨足が強過ぎてウエストポーチに入っているガイドマップを開いて位置の確認をすることもできない。道標通りならば野尻宿に着くのが6時半を過ぎてしまうのは間違いなく、雨の降り具合によってはさらに遅くなり薄暗くなることも考えらりる。
結局この日はここで最寄り駅の南木曽に引き返し、木曽福島まで列車で行って予約しておいた旅館に入った。

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三留野宿入口にあった中山道の案内板(13:50)

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三留野宿の裏通りにある曹洞宗日星山等覚寺

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三留野宿本陣跡、左手に明治天皇行幸記念碑が建つ

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三留野宿本陣跡の説明、明治14年三留野宿の火災で焼失とある

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土砂降りの雨に先に進むことを断念し南木曽駅に戻る(14:40)

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木曽福島まで列車で移動し早々に宿に入り風呂を浴び夕食を摂る(18:00)

馬籠宿から三留野宿までの距離19.2km。この日の歩行数28914歩。推定歩行距離21.7km。

~ つづく ~