オホーツク流氷船と阿寒「冬華火」・層雲峡「氷瀑まつり」の旅 3月6日②

阿寒湖温泉では冬期間限定で 阿寒湖氷上フェスティバル ICE・愛す・阿寒「冬華火」 というイベントを行っていて、20:10から花火が打ち上げられる。それに先立ち19:30頃からセレモニーが始まる。その他にも氷上でスノーモービルやバナナボート(ソリ)などのアトラクションが行われている。それに合わせ夕食の時間が18時からと若干早めになっていて、宿泊客にも寒い夜を吹き飛ばすイベントに参加して楽しんでもらおうと配慮している。
普通温泉宿に着いたら先ずはゆっくり温泉に入ってそれから夕食を、というところだが、ここでは温泉に入ってから外出となると風邪をひきかねないので注意しなければならない。

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「御前水」ではゆったりとした和室に泊った

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夕食は18時開始                                  山菜釜飯

氷上フェスティバルに行くために宿を出て一番驚いたのは、飛び交っている言葉がほとんど中国語であることだ。昨今、中国からの観光客が増えている話は聞いていたが、ちょっとした驚きである。
セレモニーは湖に張った厚さ60cmの氷の上に作られた特設ステージで連日行われていて、アイヌの男性による採火と火の舞。その後、前もって選ばれた宿泊客(この日は広島から来たという女性2名)も加わって大きな篝火に点火する。そして花火大会が始まる。毎日のことなので花火は300発であっという間に終わってしまうが、冷えて澄みきった夜空に上がる花火もなかなか風流であった。

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阿寒湖「冬華火」のセレモニーが始まった

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アイヌの民族衣装をまとった男性による採火                       火の舞

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宿泊客(女性2名)も加わって篝火に点火

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期間中は毎晩20:10から「冬華火」が上がる

ホテルのロビーに、阿寒湖アイヌコタンアイヌ古式舞踊のポスターが貼ってあったのでフロントで聞いたら、花火が終わった後20:45から30分ほどのショーだというので、前売り券(900円)を出掛ける前に買っておいた。
花火が終わると、湖上から歩いて7~8分のアイヌコタンまでシャトルバスがあるというのでそれに乗り込んだ。アイヌコタンに着いて、凍った坂道の一番上にある「オンネ・チセ(大きな家)」と呼ばれる古式舞踊劇場に入り、アイヌ民族の舞踊ショーを楽しんだ。

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花火の後「アイヌコタン」へ移動       「ポン・チセ(小さな家)」と呼ばれるアイヌの住居

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アイヌコタン」のシンボル・フクロウ     古式舞踊劇場「オンネ・チセ(大きな家)」の入口

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祝宴の始まりの踊り(ウタレオプンパレワ)

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鶴の舞(サロルンリムケ)                      神への祈り(カムイノミ)

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弓の舞(クーリムセ)                            口琴ムックリ

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フィナーレは観客も舞台に上がって踊る

~つづく~