三日目午後・ベンメリア観光

ベンメリアは近年になって密林の中から再発見された遺跡。熱帯雨林の木々や雨期に冠水した泥の中に埋もれ忘れ去られていた。
石と石の隙間に入り込んだ木の根がやがて成長し人の手で築かれた石積みを崩していく。再発見後あまり人の手が加えられず荒れた姿のまま保存されている。
この遺跡はアンコールワットから直線で40km東にあり、その回廊などの作り方から東のアンコールワットと呼ばれ、アンコールワットを作る際の試作的な要素もあったのではといわれている。
午後から片道二時間近くをかけての見学となるので訪れる人も少なく、他の観光地で見られるように子供たちがみやげ物などを押し売りしてくる様子はなく、観光客を遠巻きに興味深く付いてくる光景が見られる。この遺跡は彼らの遊び場ともなっている。

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本来の入り口である東参道は荒れていて、南のほうから見学に入る

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周辺には内戦による地雷が埋められていたが、現在はほぼ撤去された

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上智大学の研究者や学生の手で泥の中から発見された、完璧な形のナーガ

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南の入り口も完全に崩れ落ちている

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別角度から見ると崩れ落ちたという表現が当てはまる

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木の根が石と石の間利入り込み、年月をかけて崩壊へとつながる

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各種のレリーフがほぼ完璧に残されている

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回廊と回廊の間からも木が育っている      崩壊した南の入り口の隙間から参道が見える

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回廊の天井部分の石の積み方がわかる     暗い回廊の中を探検する

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経蔵に続く桟橋

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木の根が絡みついた経蔵

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帰り道車がパンクしてしまった

~ つづく ~