三日目午前・バンテアイ・スレイ観光

バンテアイ・スレイとは「女の砦」という意味でアンコールワットの北東40kmの位置にある。20世紀前半この地を訪れたフランス人アンドレ・マルローはここの女神・デバター像に惹かれ、その壁を引き剥がしフランスに持ち帰ろうとしたが、出国時に見つかり捕らえられてしまう。
後にフランスに帰国後そのときの経験を元に「王道」という小説を書き、それによりこの東南アジアの遺跡のすばらしさがヨーロッパに広まった。マルローは年取ってドゴール時代にフランスの文化大臣にまで出世することになる。
そしてこのデバター像の微笑みのすばらしさは「東洋のモナリザ」と呼ばれることになる。

朝5:30出発でアンコールワットの日の出を鑑賞した後、いったんホテルの戻り朝食。8:30あらためてバンテアイ・スレイに向け出発。途中、王の沐浴場跡や火葬場だったプレ・ループ、さらにバンテアイ・サムレ(サムレ族の砦)といった観光スポットに立ち寄りながら、バンテアイ・スレイに到着。
バンテアイ・スレイは世界遺産登録後完全に観光地として整備され、レセプションエリアやみやげ物エリア・トイレなどが完備している。
バンテアイ・スレイは建造物などがほとんど破壊されずに残っており、赤いラテライトという岩に彫られた緻密なレリーフが美しいかった。


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王の沐浴場 現在では地域住民の生活の場になっている

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王の火葬場 プレ・ループ

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一番上の中央祠堂前から下を見下ろす

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途中バンテアイ・サムレに立ち寄る

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バンテアイ・サムレの内部

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午前中の目的地バンテアイ・スレイに到着

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各種のレリーフがほぼ完璧に残されている

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微笑の美しいデバター像が壁面を飾る中央祠堂

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デバター像はそれぞれの入り口の両側を飾る

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顔を剥がされたデバター像       東洋のモナリザと称される微笑のデバター像

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さらに裏側部分のデバター像

~ つづく ~