耳順式 (60歳の集い)

今日は掛川市教育委員会耳順式実行委員会が開いた耳順式(60歳の集い)に参加した。
耳順とは論語・為政の中の、子曰はく、「吾十有五にして学に志し、三十にして立つ。四十にして惑はず、五十にして天命を知る。六十にして耳順ひ、七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず。」から60歳のこと。
掛川市ではかつて年輪の集いとして、成人式から始まって10年ごとの節目節目に同学年の人の集いをやっていたのだが、平成の合併で大東町大須賀町と一緒になってからは途絶えていた。ちょうど20年前に掛川に移り住んだ時には40歳だったので「不惑の集い」の案内が来たのだけれど、どうも地元の学校の同窓会的な要素が強いからとその時は出席をしなかった。今回は逆に会社を退職して、何か地域参加のきっかけになるものはないかという気持ちで参加した。

今日6日の式典では、第一部は主催者や来賓の市会議員などの挨拶の後市長の講話。第2部が「大東ふるさと太鼓」という力強くリズミカルな和太鼓演奏と、横須賀郷土芸能部による伝統の舞が披露された。
最も会場が湧き、感銘深い話が聞けたのは、「貧乏神神社」遠州森町・三倉分社の祭主、田邊 哲氏の講演。これからの人生の目標・計画を具体的に立てていますか? 死は必ずやって来るからどういう風に死にたいのか? そういった話の中でいかにポジテブに笑って暮らしていけるか、自分の人生の社長は自分建てたで方針も目標も計画もいつでも1票の多数決で可決できる。など共感を覚えるところが多かった。

式全体を通して感じたことはやはり同窓会的なつながりが強く、地域参加への足掛かりはほとんど得られなかった。これからは地区のサークル活動や自治会活動に少しアンテナを広げて行く決意をした。

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掛川市生涯学習センターが耳順式の会場

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ステージの緞帳は掛川市の位置を示す地図になっている

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会場で配られたしおり

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ひな壇には市長や来賓・主催者が並ぶ

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大東ふるさと太鼓の迫力ある演奏

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横須賀高校郷土芸能部による舞

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貧乏神神社、三倉分社・田邊氏の講演

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最後は初めて聞いた(?)掛川市歌の合唱