[その18] 14:吉原~15:蒲原~16:由比 (2010.8.28)②

旧東海道に沿った各自治体の旧街道史跡に掛ける思いの温度差はかなりある。旧街道を観光の目玉として古くからの建物や史跡を保存し道標などをきちんと整備している所もあればほとんど史跡が失われ道標だけが申し訳程度に建っている所もある。
どちらかというと商工業の発展した地方都市はその進歩の過程で古いものを取り壊すことが多くて、史跡はおろか旧街道がどこを通っていたのかもわかりにくい。富士市の場合もそれに当たるのか2002年の東海道400周年の年に道標などは整備されたのだが、一つそれを見過ごすととんでもないところを歩く羽目になってしまう。
昨日の分でも市庁舎近辺で30分ほどロストしたのだが、その後もまた旧街道を見失ってしまった。

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旧東海道は県道396号線が高島町で潤井川を渡る直前に右に折れる(10:35)

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三度橋を渡る

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振り返ると本来は富士山が正面に見えるはずであるが残念ながら雲がかかっていた

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「加島の旧東海道コース」と書かれた黄色い道標を辿っていく

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県道396号線の蓼原交差点から南方向に折れる

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今度はすぐに右に折れる

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八面稲荷神社の所から道が細くなっていた(10:45)

細い道を辿っていくと富士市本市場の総合庁舎の前でまた県道396号線に出た。そこから富士川を目指して西へ西へと歩くわけなのだが、八面稲荷神社のあたりから旧街道は本当にこれで良いのだろうかと疑心暗鬼になっていた。途中でコンビニに立ち寄りおやつと小休止を取ったのも含め50分ほどかかって2km先の柚木地区で旧街道との合流点の道標を見つけたことで一安心。この間写真を一枚も撮っていなかったことが家に帰ってから判明した。

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柚木地区の道標            赤い道を歩くべきところを真っ直ぐに来てしまった(11:35)


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身延線柚木駅のガードをくぐる

身延線のガードをくぐった後はちょっと旧道を外れ、雁堤(かりがねづつみ)という富士川の洪水を防ぐための史跡に立ち寄ることにした。

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護所神社を経て雁堤(かりがねづつみ)に登る階段                 護所神社

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護所神社境内の人柱供養塔

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護所神社の由緒書(11:45)

~つづく~