[その5] 31:荒井宿~32:白須賀宿~33:二川宿~34:吉田宿 (2009.2.7) ⑥

二川駅に着いたのが14時15分。二川宿と次の吉田宿(現・豊橋市)との間の距離は6.1km。あちらこちら見ながら行っても2時間以内で行ける筈と、この日は吉田宿まで足を延ばすことにした。
二川駅から400m程西に歩くと、旧東海道は右に曲がり「火打坂」を登ることになる。まっすぐ進む道は岩屋街道といい、途中に岩屋観音を山上に見ながら行くことができるとガイドブックに書いてあった。どちらの道を行っても2kmほど先で合流することになるのだが、あえて坂道を登る旧東海道の方を選んだ。
ところが「火打坂」を登ったところの信号で左折しなければならないのに、道標が見当たらずにまっすぐ500mほど進んで、さすがにこれはおかしいとまた500m程引き返す羽目になってしまった。
やがて道は国道一号線と合流し、片側2車線の交通量が多く騒々しい道沿いに歩くことになる。
浜松でも感じたことだが、大きな商業都市ではあまり観光に力を入れていないのか、旧東海道であることを示す道標が少ない。今回も吉田宿の入口に当たる東八町の歩道橋まで目ぼしいものもなく、淡々と歩くだけであった。

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「火打坂」を登る旧東海道を選んだ(14:25)     道に迷いながらも再び旧東海道に戻った(14:45)

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久しぶりに国道一号線と合流 左の道を歩いて来た(15:05)         路肩にあった地蔵さん

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不動院の三重塔(15:30)             東八町の歩道橋から 右手斜めの道が国一(15:40)

吉田宿に入ると城下町らしく、外敵の侵入を拒むかのように道を何回か曲がらないと中心部に行くことができない。
来たついでに吉田城址を見ていこうと、曲尺手門跡から東海道を外れて豊橋公園に向かう。
この日は何か行事があったのか、いつものことなのかわからなかったが、右翼の街宣車が大きな騒音を撒き散らしながら何台も公園の周りを行き来していた。

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東八町の歩道橋を降りたところにある東惣門(15:40)

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曲尺門跡(15:50)                              吉田城址の案内板

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鉄櫓(16:05)

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城の下を流れる豊川 豊橋の地名は豊川に架かる橋に由来           鉄櫓を別の角度から

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本丸はこの辺に建っていた(16:10)

~つづく~