[その5] 31:荒井宿~32:白須賀宿~33:二川宿~34:吉田宿 (2009.2.7) ③

さらに歩を進め、白須賀宿に入った。白須賀宿の道幅や街並みは往時のままである。
(旧)国道一号線は街の外を迂回しているし、新たに出来た国一バイパスはさらにそれよりも街から離れている。そのため宿場内は車の流れはほとんど無く、のんびりと見物できる。
街に入ると街道はまっすぐではなく、自動車学校のクランクコースのように直角に折れている。これは「曲尺手(かねんて)」という仕組みで、宿場内に入ってきた大名行列が街中でかち合うのを防ぐ目的がある。斥候が曲尺手まで行き前方から別の大名行列が見えていたら、お殿様に気付かれぬうちに休憩に入って相手の行列を素通りさせようというのが目的とある。

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白須賀宿の街並み(11:00)

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街道は街の中をまっすぐというわけではなく途中で曲がっている 「曲尺手(かねんて)」の説明高札

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本陣跡を示す高札(11:15)                          脇本陣跡を示す道標

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白須賀宿の火防は一定間隔ごとに建物と建物の間をあけ、槙を植えていた

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白須賀宿の西のはずれの境宿「三枡屋」跡    白須賀宿・境宿の道標 二川まで一里十二町(11:25)

白須賀の街を出るとすぐ旧国道一号線とぶつかる。そこから300m程西へ行くと「境川」という小川が流れている。ここが静岡県湖西市と愛知県豊橋市の県境である。

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旧国道一号線との合流地点 写真の左手が白須賀宿からの道

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静岡県と愛知県の県境「境川」(11:30)

~つづく~