[その4] 29:濱松宿~30:舞坂宿~31:荒井宿 (2009.1.4) ⑤

ちょっと遠回りをしたけれど、その後国道一号線の標識を見付け新居町駅の方に向かうとやがて「新居関所・左折」の看板が目に入ってきた。浜名橋の両端に浮世絵のレリーフが設置されており、それを眺めながら橋を渡ったところが関所の駐車場であった。

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浜名橋(14:50)                  橋の両側にはたくさんの浮世絵が設置されていた

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消防団の建物                         関所駐車場の広重の荒井宿の看板

関所の入館料は300円。関所と旅籠「紀伊国屋」の共通入館料は400円であった。今回はとにかく関所の中を見れれば良いと300円の方にした。新居関は往時の建物がそのまま残る、国内唯一の関所で国の特別史跡となっている。先ずは関所の中に入り、関所の番人の蝋人形と対峙した。
「入り鉄砲と出女」といわれるように女性が東海道を京方面に旅行するのに対しての詮議はことさら厳しかったようである。豊国の新井宿の浮世絵にもその辺が描かれており、若衆姿の旅人の股間を女改め役の老女が覗き込んでいる絵はエロティズムが感じられる。

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新居関所(14:55)

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関所内部に設置されている面番所のお役人             最も地位の高い給人・石原幸正

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豊国の描いた荒井関の女改め

関所の史料館を見学した後、宿場の方に足を伸ばしてみる。関所に程近い所に旅籠「紀伊国屋」があり、400円の共通券を買っていれば昔の旅籠の内部を見れたのだが、今後もそういった機会はあるだろうからということで今回は建物を眺めるだけにした。
さらに道を進むと宿場は左に曲がっている。その角の辺りに本陣跡があり、今日はここまでとし、新居町駅に引き返しJRで帰ってきた。

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旅籠「紀伊国屋」                          疋田八郎兵衛本陣跡(15:40)

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東海道・新居宿の標識                             新居町駅(15:52)

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新居町駅前の観光案内板

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新居町駅の北側には浜名湖競艇場がある

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この日手に入ったパンフレット

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これまでに踏破したコース 26:掛川宿~31:荒井宿の5区間/全54区間

この日の費用
行きJR切符・掛川~浜松(¥480)、お茶・ペットボトル(¥147)、間食・カレーパン(¥110)、昼食・浜名湖料理はませい「カキフライ定食」(¥2,100)、関所入館料(¥300)、帰りJR切符・新居町掛川(¥740)= 合計3,877円

インフルエンザの影響で体力が回復するまで、この続きを出かけるのは当面控えなければなりません。この三連休は荒井~白須賀~二川を歩く予定でしたが、完全静養となりました。
続きはしばらくお待ちください。