マダガスカル8日目(10月14日)

最悪な状態で格安のホテル(AMJARY HOTEL)に宿泊している中で、唯一幸運だったのは同宿の中に京都大学のアジア・アフリカ研究会のメンバーの女性が一人いたということだ。大部分の日本からの観光客(団体が約10人、女性ペアなど)がヒルトンという高級ホテルにとどまっているなかで、このホテルには彼女の他にもう一組の夫妻が滞在している。今日この夫妻は、現地人で日本に4年留学していた青年と共に行動していた。

京大生の女性は3ヶ月の滞在を終え帰国する予定であったが、僕と同じく飛行機がキャンセルになったため同じホテルに回されたのである。彼女はフランス語ができ、タクシーやバスの使い方も詳しく、現地の人とも直接会話し値切り交渉したりしている。
今日はこの女性に、1分20アリアリ(=1.2Yen)という格安のインターネット接続ができるところに連れて行ってもらった。そこのPCは日本語が読めるということなので、10/12,13日分のブログを事前にワードで書いて持って行き、それをコピー&ペーストしアップすることができた。このテクニックも彼女から教わったものである。ただ明日は日曜日でこのインターネット(カフェ?)は休みなので、今書いているブログをアップするには、しゃくだけれど高級ホテルのヒルトンに行くしかないかと思っている。

インターネットの後は、スーパーマーケットを覗き、その後路上の物売りと交渉してもらい珍しい楽器を土産に買った。次にスタンプをその場で彫ってくれてそれがきれいだし、彼女も既に土産に持っているがさらに追加で彫ってもらうというので、僕も記念に1個彫ってもらった。
楽器は観光客値段50000AR(3000Yen)を13000AR(780Yen)に、スタンプは5000AR(300Yen)を2000AR(120Yen)にと、交渉も慣れたものである。
途中昼食と、僕自身が今回の旅行計画の段階で行ってみようと思っていたが、飛行機の時間で断念した、ワオキツネザルのいるレミュール公園にも連れて行ってもらった。行きはタクシー、帰りは現地の人が使う乗合バスも体験できた。

街に出れば必ず物乞いの子供と土産物売りが頻繁に近付いてきて、最初はひどく物騒な町に思えたけれど、少し慣れてきたような気がする。夜はともかく、女性が一人で出歩いても物騒な街ではないと彼女は言っていた。

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所狭しと野菜が並ぶマーケット

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路上の物売りから買った楽器

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スタンプ彫りのおじさんの器用な手先

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レミュール公園のワオキツネザル