マダガスカル7日目(10月13日)

今日は早朝から空港に行き、快適なリゾート生活を思い出にマダガスカルを後にするはずだった???

昨夜の女性のオーナーの言葉とは?
マダガスカル航空から予定の便は欠航が決まり、次の便が飛ぶ月曜日まで3日間ここで待たなければなりません。明日朝8時にマダガスカル航空の本社まで行ってください。という衝撃的な一言である。
この一言で、正に天国から地獄に落ちることになっていく。
日本に着くのは早くて火曜日の朝。1週間半も休んだ上さらに2日間の休んだらみんなに何を言われるか?バンコクからの乗り継ぎ便は取れるのか?他にヨーロッパ経由で乗り継いで帰れないのか?欠航というのは聞き違いか、ずるがしく悪い人たちにだまされているのではないか?ホテルはずっとこのままでこんな田舎で3日間過ごすのか?ホテルは街なかに変えてもらえるのか?明日航空会社に行ってつたない英語でどのように交渉しようか?
結局不安だらけで一睡もできないまま朝を向かえた。夕べの夕食もコックの計らいで折角日本風のご飯とイカの料理だったのだが、心配と不安が先にたってどう喉を通ったのか覚えていない。

ホテルの車(といってもしっかりタクシー並みの料金を請求された)でまた小一時間掛けてマダガスカル航空に着いたが、受付カウンターに昨日ノシ・ベから一緒だった女性たちの姿を発見し、欠航そのものが本当のことなんだと実感する。
彼女たちの話では、ヨーロッパ経由はいっぱいで無理。ヨハネスブルクケニアモーリシャスには行けるがそこからの乗継の有無は不明。マダガスカル以外で乗継便を待つ場合の滞在費は自分持ち。などの情報を得て、とにかく3日間待つしかないのだということを知った。
結局自分の番が来るまで2時間ほど待たされ自分の番になった。ホテルは基本的に前日滞在していたホテルでの延長なのだが、事情を話し街なかではあるが格安のホテル(AMJARY Hotel)に割り振られた。
前日からヒルトンなど高級ホテルに滞在している人はそのまま延長なのに、前日安いホテルだった人との格差が大きく不満をぶつけている人もいた。
バンコクからの日本への便は成田・中部・関西とも乗継時間が2時間弱なので、まだディレーなどの心配はあるが、席の確保はできた。ビジネスクラスかどうかまでは理解できる内容ではなかった。
日本への連絡のための電話は一箇所のみそれも3分しか与えられず、結局家に電話して会社に連絡してもらうようにした。

劇的な一日が過ぎ淡々と書いているが、衝撃と怒りとイラツキなどを書き表せるものではない。
このアンタナナリボという雑然とした街に3日間もいるのかと思うとイライラすることが多く、マダガスカル航空に対する怒りがこみ上げてくる。かといってホテルの部屋に閉じこもってばかりいるわけにもいかず、とりあえず周囲の探索に入った。

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マダガスカル航空 本社

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AMJARY HOTEL

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アンタナナリボの街なか・雑多市

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アンタナナリボの街なか・メインストリート

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アンタナナリボの街なか・丘の斜面に住宅が広がる