宇津ノ谷ウォーキング (2016.10.20)

地元の小学校区の生涯学習センター保健体育部主催のウォーキングで、静岡市・旧東海道の宇津ノ谷峠を越えてきた。
このウォーキングには以前も袋井・法多山や島田・蓬莱橋の回にも参加しており、年に３～４回は開催されているのであるが、今回は２０１４年１月以来２年振りの参加となった。
当初は１７日（月）に予定されていたのだが、当日は雨が降るという予想だったので、２０日に延期になったもの。それによって参加者は３６名に減ってしまった。
コースとしては、旧東海道・小間切れ五十三次で宇津ノ谷峠を歩いた時のコースとほぼ同じ。その時には丸子宿から岡部宿・藤枝宿の区間を、安倍川駅から藤枝駅まで１日で踏破したのだったが、今回は安倍川駅から丸子駅の入り口まで歩き、静岡バスの丸子営業所から宇津ノ谷トンネルまでをバスで移動し、道の駅・宇津ノ谷からは「明治のトンネル」を歩き、さらに蔦の細道の一部の区間を訪れて昼食を摂った後、岡部宿の大旅籠柏屋まで歩き、その後バスに乗って藤枝駅に到着というコース設定であった。
歩行区間はせいぜい６ｋｍ程度で、残りはバスでの移動である。

８時５５分、ＪＲ東海道線の安倍川駅で下車

安倍川駅から静岡駅方面に向かう

３００ｍほど北上し左折して新幹線のガードをくぐる

８時半静岡バス丸子車庫前に到着し、３７分発のバスに乗って宇津ノ谷バス停まで輪行

バスは丸子宿の中を通らずに国道１号線を通り、静清バイパス終点の丸子ＩＣでバイパスと合流し、宇津ノ谷トンネル手前のバス停でバスを降りた。
途中丸子の幼稚園（保育園？）の園児と引率の先生がバスに乗ろうとしていたが、僕たちがバスに乗っていたため乗ることができず１本後のバスを待つことに。しかしその後僕たちが道の駅や慶龍寺、お羽織屋に立ち寄って明治のトンネルを通って旧街道に出たときには園児たちは峠の上にいた。まるで毎日毎日仙人のような修行をしているかの園児たちであった。

９時５０分過ぎ、宇津ノ谷バス停でバスを降りる

道の駅にある宇津ノ谷周辺の案内板　慶龍寺→お羽織屋→明治時代のトンネルを通る

道の駅でトイレを済ませ、国一を渡って宇津ノ谷へと入っていく

国道１号線を渡る

旧道（県道２０８号線）に入り、さらに左へと旧東海道を進む

旧東海道の丸子宿と岡部宿の間の宿である宇津ノ谷へと入っていく

交通の難所である宇津ノ谷峠の由来説明

右に曲がり龍門橋を渡って宇津山慶龍寺境内へと進む

宇津山慶龍寺の本堂　東海道よりも古い１５７８年の開山

南無釈迦牟尼仏と彫られた石塔と賽の河原の延命地蔵尊

旧街道には秀吉ゆかりのお羽織屋がある

お羽織屋の由来書き

集落を抜け宇津ノ谷の家並みを振り返る

明治９年に作られた明治のトンネルはレンガ積みが美しい

明治のトンネルを抜けた峠道で、先程バスに乗れなかった幼稚園児たちが先に着いていた

園児たちと別れ旧街道を坂下方面へと進んでいく

左手に髭題目碑があった

更に苔むして滑りやすそうな山道を降りて行く

蘿径記碑跡　現在はもう少し下った坂下地蔵堂の裏に移されている　蘿径は蔦の蔓のこと

１６０２年に東海道が制定される以前からあった古道・蔦の細道が左手から合流する

この日は蔦の細道を戻った所の公園で昼食とする

宇津ノ谷峠を超えてきた蔦の細道の合流地まで戻ってみる

蔦の細道公園内の木和田川の砂防堰提の清流を見ながら昼食休憩

コンビニのおにぎりが本日の昼食です

１２時過ぎ昼食の後坂下地蔵堂まで降り、そこから国道沿いに岡部宿・大旅籠柏屋まで歩いた。

坂下地蔵堂

坂下地蔵堂を少し下ったところで明治のトンネルからの最短交差点に出る

岡部宿を目指してひたすら進んでいく

現在は昭和のトンネル（東京方面）と平成のトンネル（京方面）で各２車線が整備されている

岡部宿入り口の案内板

岡部宿東京側入り口の岡部宿表示

１３時半に岡部宿の大旅籠柏屋に到着。古き時代の旅人の思いを感じ一休み。秋半ばとはいえ真夏のようなうだる日差しの中、ソフトクリームで涼を摂った。

１３時半、大旅籠柏屋に到着

入口に往時の旅人の蝋人形細工が展示されている

大旅籠柏屋の中庭には資料館やレストランが並んでいる

大旅籠柏屋の隣の敷地は本陣跡公園

大旅籠柏屋を出てからは旧道に入って正應院の多宝塔を参詣し、小坂バス停からバスで藤枝駅まで出てＪＲで掛川に戻った。

旧道にある小野小町の姿見の橋　全国いたるところに小野小町の遺跡は存在する？

正應院、多宝塔

小坂バス停から藤枝駅行きの静岡バスに乗車

ＪＲ藤枝駅で解散となった