エチオピア旅行記 ギルギオス教会 (2016.1.26)

2016年最初の海外旅行は、73カ国目の渡航国となるエチオピアへと行って来た。いつもならば旅行の最初から順序立てて旅程の順番に旅行記を綴って行きたい所ではあるが、今回は1週間後に今年2回目の旅行が迫っているためのんびりと旅行記を綴っている余裕が取れない。従って今回のエチオピア旅行で重要なポイント、岩窟教会のギルギオス教会とダナキル砂漠だけは忘れてしまわないうちにアップしておくことにしたい。

先ずは4~5日目に行った世界遺産ラリビラの岩窟教会群の一つである聖ギルギオス教会である。12~13世紀のザグヴェ王朝期にラリベラ王によって岩盤を削り掘って造られた11の教会群の中で、一番最後に造られたものである。
十字架の形に掘り下げられ内部を含め三層の建物の形をしている。一説にはノアの箱舟を表しているという。明かり取りの窓や、内部に雨水が染み込まないように掘られた雨樋などの工夫が見れる。
たまたま行った日が年一度のティムカット祭の日で、教会内に保管されているアーク(聖杖)を聖職者が教会から持ち出し、ラリビラの市内に設けられた祭壇で信者に御開帳する日であった。祭りの模様はまた旅行記の方で紹介する予定。

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北面の高台から見たギルギオス教会

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東面 いつもならば観光客が大勢いるがティムカット祭の日で信者は中にいて観光客は少なかった

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南東角のオリーブの木の下から 右手奥の高台から撮ったのが一枚目の写真

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建物上部の雨樋と明かり取りの窓

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西面入口

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建物内部に掲げられている白馬に跨る聖ギルギオスのイコン

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内部は三層に造られていて 各階には小部屋がある

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上部に付けられた窓からは明かりが差し込む

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ノアの箱舟をイメージして作られており東南角にはオリーブの木がある

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南方の窓の上には辿り着いた所で放たれた鳩が咥えて戻ったオリーブの枝のレリーフ

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聖職者が中からアークを持ちだす時間が迫り人々が集まってきた

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教会の中から次々と聖職者たちが出てこようとしている

=つづく=