オーロラ撮影時のカメラの防寒対策 (2015.1.14)

いよいよ3回目のオーロラツアーの日が近付いて来た。僕はこれまで2013年2月にはノルウェーへ、そして2013年11月にはアイスランドへと2度オーロラの撮影ツアーに出掛けている。そして今回はフィンランドである。
地球上でオーロラを見れる所は南半球では南極、そして北半球では北極圏に8カ国ある。それは北欧ではアイスランドノルウェースウェーデンフィンランド、北米ではアメリカ(アラスカ)、カナダ、グリーンランド(正しくはデンマーク王国を構成する自治政府)、そしてロシアの8カ国である。いずれも極寒の地である。
極寒の地といってもノルウェーアイスランドは海に面していてメキシコ湾流という暖流が流れているのでそれほど寒いわけではない。むしろ北海道の内陸部よりも過ごし易いかもしれない。昨シーズンに行ったアイスランドは火山国で地熱発電が盛んであり、その発電で排出された熱湯をレイキャヴィークなどの都市部に送って建物や道路の暖房に使っているので寒さを感じないくらいである。
ところが今度行くフィンランドは、資料によれば-10~-30℃とこれまでに行った2国に比べ数段寒い。そのため自分の防寒対策もさることながら、デジカメ等の防寒対策もこれまで以上に慎重に考えなければならない。今回行くツアーでは防寒着や長靴、手袋などについては現地で借りることができてツアー料金に含まれている。
なので今年になって2つのアイテムをインターネットで見て新たに購入した。掛川という地方都市に住んでいても、世の中であまり目にしないマイナーな商品をインターネットで手軽に手に入れることが出来る。便利な時代になったものだと改めて感じる。

オーロラツアーにおけるカメラの防寒対策とは、文字通り寒さから来る電池消耗とプラスチック部品の劣化を防ぐための保温と、寒い所からホテルなどの暖かい部屋に入った時に起こる結露対策である。過去2回のオーロラツアーで行なってきた防寒対策は次の写真のものである。

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通常の撮影での広角レンズと三脚

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前回まではカメラレンズの胴部に断熱材を巻き、電池室に携帯カイロを貼って断熱材で覆った

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その上で全体にブランケットを被せておいた

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撮影終了後は湿気を嫌ってジッパー付きの袋に密封し常温に戻るまでひたすら待つ

そして今回フィンランドまで出掛けるにあたって新たに買ったのは次の写真のものである。

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エツミ社のデジタルプロテクターカバー2を購入した

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背面の液晶画面部は透明になっているので撮った写真の確認はできるが、防寒については?

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さらに中国製のエネウォーマーは充電カイロ+LEDライト+携帯バッテリーの多機能

これらの商品のインターネットサイトは以下のようになっているので、今後の参考にして欲しい。エツミ社のデジタルプロテクターカバー2大河商事・エネウォーマー(中国製)。このエネウォーマーはLEDライトや携帯バッテリーの機能も兼ねているので便利と思われるが、使い方によっては発熱や発火に気を付けなければいけないしカイロとして長時間使用した場合は低温火傷の恐れもあるのでPL保険が掛けられている。類似品についてはかつて三洋電機(現パナソニック)社からもエネループの関連製品として同様のものが発売されていたが、今は販売中止になっていて街の電気屋さんからは撤去されているのも同じ理由からかもしれない。


こんなグッズを持って出掛けるからには、過去2回を上回る成果があることを期待したい。

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2013年2月11日未明にノルウェーのアルタで見たオーロラ…再掲

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2013年11月6日にアイスランドレイキャヴィークで見たオーロラ…再掲

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2013年11月6日にアイスランドレイキャヴィークで見たオーロラ…再掲

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2013年11月7日にアイスランドレイキャヴィークで見たオーロラ…再掲