粟ヶ岳ウォーキング (2014.11.30)

住んでいる地区の「ふれあい遊歩会」が主催する恒例のウォーキング。昨年は磐田市の桶ヶ谷沼の周りを歩いたが、今年は掛川市の東部にある「東山いっぷく処」から標高532mの粟ヶ岳を目指して登ることになった。
この山の中腹には大きな「茶」の文字が書かれていて、昨年世界農業遺産に登録された「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」を実践している茶園が広がっている。東海道本線や新幹線あるいは東名高速から「茶」の文字を見たことがある人も多いかと思われる。今日はそんな粟ヶ岳に17名の参加者で登ってきた

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掛川市東山の東山いっぷく処に9時集合

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世界農業遺産「静岡の茶草場農法」を紹介する看板

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ここから粟ヶ岳山頂まで5kmの道のり

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黄色く色付いたイチョウの木 山腹には「茶」の文字、頂上にはTVアンテナ

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綺麗に手入れされた茶畑が広がっている

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15分ほど進むとなだらかな車道と健脚者向けのハイキングコースとに分かれる

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車道を行く本隊に逆らって、僕を含め3名は健脚者向けのハイキングコースを登り始めた

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所によって落ち葉が手入れされている茶園の上に落ちていた

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茶園の脇にピンクの小さな花の咲いているところを通った

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ハイキングコースも茶畑を抜けると険しい林の中へと入って行く

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すれ違うのがやっとのつづら折れの道も通る

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南平 阿波々神社に登る石段は壊れているので左か右に迂回する

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左側の道は竹林の脇を通る

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やがて磐座(いわざ)と呼ばれる山の上に残る巨石群に出る

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磐座は神様が高天原から降臨されてきた神聖な場所である

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やがて頂上にある阿波々神社に着いた 歩き始めてから65分掛かった

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遠州七不思議のひとつ無間の井戸

ハイキングコース組が山頂に到着し、40分ほどして車道をゆっくりと歩いて来た本体が到着した。山頂付近の阿波々神社に参拝し、境内にある磐座や無間の井戸などを見て回り、休憩所で落ち着いたところで早めの昼食となった。お花見の頃にはこの休憩所でもうどんやそばなどの営業もされているのだが、あいにくこの日は開いていなかった。
さらに休憩所の周りには、日本にお茶を伝えた栄西禅師の像や昭和天皇・皇后への献上茶の記念碑などがある。その周りに腰をおろし、各自が持参したおにぎりやお弁当をいただいた。

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粟ヶ岳頂上案内図と周辺の案内図

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粟ヶ岳・標高532mの道標 ただし最高点は神社の裏手にある

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日本に茶を伝えた栄西禅師の胸像

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栄西禅師の胸像付近で腰をおろし、各自で持参した昼食をいただく

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山頂の紅葉も色付いていて綺麗であった

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遠くに富士山も見えていた

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山頂からの景色 左に大井川、正面に富士山静岡空港、その奥から右手に遠州灘

下山開始は11時55分。帰りは登り降りの自家用車やバイクに気を付けながら車道をのんびりと歩く。中には自転車で登って来る人も多く、邪魔をしないように注意して歩く。
来る時に気にかけていた「茶」の文字を見つけることは出来なかったのだが、車道には「茶」の文字の場所が判る案内板が2箇所設置されていた。それにより僕を始め大部分の人たちがしていた大きな勘違いが明るみに出てしまった。「茶」の文字はお茶の木では出来ていません! 約1000本のヒノキの木で作られていたのです。

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帰りの下りは車道を進む

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「茶」の木はここに植えられているという案内板 上の写真のように並んで植えられている

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さらに下って行く

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こちらが「茶」の文字の下に設置されている案内板

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寛政年間(1789~1801年)に建立された石仏

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ゴールは近いぞ

ゴールまであと15分位のところにある井口地蔵尊の横にある「峰貝戸の大桑・左へ200m」の看板を発見し興味を持った数人が寄り道してみることに。200mを通り過ぎてもその大木は見つからなかったのだが、ちょうど自転車で通りかかった人に聞いたところ、どうも頻繁に自転車で粟ヶ岳に登っている人だったようでその場所まで案内してもらえた。

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井口地蔵尊と「峰貝戸の大桑・左へ200m」の看板

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これが峰貝戸の大桑?

そして出発地点の東山いっぷく処に戻り、13時20分頃に解散となった。