初めての茨城県2泊旅行・1日目 (2014.11.17)

全国47都道府県の中で、今までに訪れたことのない所は茨城県と宮崎県の2県。60歳で退職するまでは富山県愛媛県を含めて4県だったのだが、3年前に富山県、さらに昨年8月に愛媛県に行くことができ、残り2県となっていた。
最も茨城県には行ったことがないというだけで、若い頃に常磐線を夜行列車で2~3度通ったことはあった。また宮崎県については2008年2月に鹿児島県に出掛けた時に宮崎県境のえびの高原に足を踏み入れて韓国(からくに)岳を眺めたことはあるのだがほんの数10分のことで、僕の中では宮崎県に行ったという風にカウントできないのである。
また最近行われた調査では茨城県は日本で一番認識度の低い都道府県だということである。

昨年4月に南米ツアーでご一緒して以来、昨年夏には「よさこい祭り」に高知まで訪れたりするなど旅友となっているUさんと共に、今年の1月にはスリランカとインドのツアーに参加した。そこで知り合った茨城県のWさんと「僕はまだ茨城県に行ったことがない」などと話していたら「是非アンコウ鍋のシーズンに食べに来て」と誘われ、その後8月になってWさんとUさんの間で11月18日に国民宿舎鵜の岬」の予約が取れたので「アンコウ鍋」を食べに行く話がまとまった。
折角行くのだからと強引に妻も誘い、初の茨城県へ「アンコウ鍋」を食べに行くことが決まった。さらにどうせならということで前日に茨城県内でもう1泊してあちらこちらを回ってみることにした。

僕はこれまで自分の車では宮城県から和歌山県まで行っているし、沖縄、九州、北海道などはレンタカーも借りて運転したことがある。これまでに遠方でレンタカーを借りた時にはカーナビも一緒に借りて使ったことはあるが、自分の車で出掛ける分には今までカーナビなど使ったこともなく地図を傍らに感に頼って人間ナビで済んでいた。
初の茨城県。関東地方では唯一茨城県だけは行ったことがなく、まして市町村名なども馴染みがない。さらに最近は都内を通る機会も少なくて急に不安になり、今後のことも考え急遽一週間前にポータブルナビを買った。


11月17日8時45分、掛川の自宅を出発。カーナビのお世話になりながら首都高も順調に通過し、常磐道を経てつくばJCTから圏央道に入り牛久阿見ICで高速を降りた。茨城県で最初に向かったのは牛久大仏。平成生まれの大仏だからどうせ新興宗教団体の集金目的の宗教施設かと思いながら訪れて、初めて浄土真宗東本願寺派の関連施設と判った。
高さ120mに圧倒された。奈良の大仏や鎌倉の大仏とは比較にもならないくらいの大きさである。ただそこは現代の製造技術で出来ていて鉄骨構造に外側のパーツが貼りつけてあって、工期も6年と短い。胎内に入ってエレベーターで地上85mまで上がると、胸の高さから4方を見渡すことが出来る。あいにくこの日は曇りがちで東京スカイツリーまでは見通せなかった。


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お顔をアップで

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高さ85mからの眺め

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牛久大仏と他の建造物との比較

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永代経(胎内仏)蓮華蔵世界 無数の仏像が安置されている

続いて行ったのは、土浦市霞ケ浦総合公園。ここで風車の展望台から霞ケ浦雄大な景色を眺めた。

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霞ケ浦総合公園から土浦港方面を眺めた

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秋枯れの萱とポプラの間から見える風車

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風車の展望台から霞ケ浦を眺めることが出来る

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「光の輪のむこうに」と名付けられた、釣り糸を垂れる少年に寄り添う犬のオブジェ

この日の宿泊は筑波山温泉の「彩香の宿・一望」。この時期は陽の暮れるのも早い。土浦からは徐々に暗くなって行く中ナビの本領を十分に発揮し、道に迷うこともなく17時半に宿に着いた。早速温泉に浸かり、19時から夕食。インターネットで予約する時に8品コースと10品コースの選択で、どうせ次の日は「アンコウ鍋」を食べるのだからと、この日は少ない方を選択。それでも旅館の夕食は豪華過ぎ、腹もパンパンに。

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筑波山温泉「彩香の宿・一望」 到着時は暗くなっていたので写真は翌朝撮影

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夕食は8品のコースを選択

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豚しゃぶに刺身、鮭の焼き物、松茸の茶わん蒸しなど品数も充分

=つづく=