１０日目（７月２７日）　サフランボル～首都アンカラ

サフランボルでの観光を終えバスはアンカラへと来た道を戻って行く。行きと帰りに同じ道を通ったのかは、車窓を注視していなかったので判らない。帰り道に思ったのはかなり山間の高速道を長い距離走ったということだ。
途中１回サービスエリアで休憩。この後ホテルに直行なのでミネラルウォーターを買う。なんでもトルコではバスの運転手が副業のためにバスの乗客にミネラルウォーターを売るのは禁止されているとのこと。これまでツアーで行ったカナダやスペイン・ポルトガル、そしてエジプトではいずれもバス車内でミネラルウォーターを売っていた。帰路のエジプトでは車内販売の水が売り切れたので、観光途中のバスをスーパー前に横付けしてミネラルウォーターをまとめ買いして仕入れて、我々に売るという露骨なことも平気でやっていた。バス車内での販売額はおおよそスーパーの３～５倍の金額。その差額は運転手の懐に入ると思われる。トルコで一度だけスーパーで買った時、もちろんエビアンだのネッスルだののブランド品はそれなりの値段はするのだが、ノーブランドの１．５Ｌのペットボトルが０．４ＴＬ（＝約２０円）だった。５００ｍｌのペットはその半額くらいだろうが、ガソリンスタンドやサービスエリアでは、それを１ＴＬ（＝約４５円）で売っていた。１．５Ｌになると２ＴＬ（＝約９０円）と５００ｍｌよりは割安である。それがホテルの部屋の冷蔵庫やレストランになると５００ｍｌが２～３ＴＬになってしまうので、ホテルに戻る直前の休憩時にミネラルウォーターを調達することを忘れないようにしていた。

帰りにサービスエリアに立ち寄る　　この後ホテルに戻るので1.5Lのミネラルウォーターを買う

車窓右側に湖が見えた

何にもない山間部を走る

記憶間違いかもしれないがガイドのハンデはボル山だと言っていた

山間の小さな集落でもミナーレが目立つモスクが必ずある

アンカラの市内に入ってホテル近くのバザールが賑わっているのが見えた

アンカラのホテルには１７時半に戻ってきた。夕食は１９時からとのことなので、ホテル到着直前に車窓から見かけたバザールに行ってみることに。しかし人が多く集まっている通りには出たのだが、進む方向を間違ったのか先刻のバザールを認識できなかった。それでも路上で紙製のマージャンやバックギャモンなどのゲームに興じている人や、ストリートミュージシャンもいて活気が溢れていた。通りの中心で木製の像をリボンで縛り、何やら声を張り上げている集団が居て興味深かったのだが、言葉が理解できず何なのか判らず仕舞い。また魚屋の前では店員が暇そうにしていて「どこから来たのか？」と声を掛けられた。興味深かったのが魚のディスプレイ。尾の方半分を氷の潜らせ頭の方半分が見えるように立てているのは、これまで数々の国の市場を覗いた経験があるが初めて見た光景であった。