９・１０日目（５月２２・２３日）リスボン→フランクフルト→名古屋→自宅

いよいよ帰国日。この日のモーニングコールは朝というよりも深夜の３時半。起きて着替えた後、荷づくりをする。４時に朝食の弁当がホテルに届き、各自に配られるのでロビーまで取りに行く。中身はハムとチーズを挟んだパンとリンゴ、飲み物など。バスの中では飲食禁止だし、空港に着けばすぐにセキュリティチェックになるので、ホテルの部屋で食べてしまわなければならない。ホテル出発が４：５５となっていたので食べ終わってすぐに、今度はバッゲージを引きずってロビーに行った。このホテルだけインターネット接続が有料だったので、レセプションで２日分として６０分ＥＵＲ６．９５×２＝ＥＵＲ１３．９０を精算する。
ホテルから空港までは近く１５分ほどで着いた。空港では各自でチェックインしバッゲージを預ける。そしてセキュリティチェックの後、免税店を覗きながら出発ゲートに向かった。ポルトガルのワインも買いたかったのだが、フランクフルトで到着ゲートによってはセキュリティチェックがあるかもと思いやめておいた。

リスボン国際空港で７：０５発のルフトハンザ・フランクフルト行きを待つ

ＬＨ１１７３便はバスで移動しタラップを登って搭乗　　フランクフルトまでの間に朝食が出た

リスボンから２時間半（時差がさらに１時間）でフランクフルトに到着。到着したＡターミナルから、来た時とは逆に長いトンネルを通ってＢターミナルに移動。Ｂターミナルに到着しパスポートコントロールで出国スタンプが押された。ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国（２７カ国）間では最初に到着した国と最後に出発する国でのみパスポートコントロールがあり、その間加盟国間ではノーチェックとなる。同様にフランクフルトでは心配していたセキュリティチェックはなかった。
名古屋行きの出発時間まで３時間以上あったのでまだ出発ゲートの案内が表示されていず、一時解散となり、通路の所々にあるイスに座ったり免税店を覗いたりして時間を過ごした。僕はここでドイツワイン、うち一本は過去にも買ったことのある辛口のフランケンワインを買った。
飛行機に乗り込み来た時に座席を間違って座っていたということがあったので、慎重に何度もチケットを確認し４３Ｄの席に座ろうとした。その時隣の４３Ｅに座っていた他の団体の人から斜め後ろの席の４４Ｇの人が同じツアーの人なので変わって欲しいと頼まれ変わって上げた。ところがこれが間違いの元であとになってみると、前の座席下の一部がカバーに覆われていて足を延ばせないし、個人モニターも操作不能であった。個人モニターの方は横一列と後ろの席が同じように操作不能で、ＣＡにクレームを付けるとメインコンピューターの方で何回もリスタートを掛けていたが、１時間くらいして機内アナウンスがあり機内全体で立ち上げ直すことになったようで、それから１０分くらいして使えるようになった。プログラムは日本から来た時の便と全く同じ、日本語吹き替えのものを探して映画を２本ほど見た。それ以外の時間はウトウトして過ごした。
フライトは出発が多少遅れたものの順調そのものであった。ただ後ろの方の席だったので、昼食は牛かチキンか選べたのにチキンしか残っていず選択権が無かった。

ターミナルＡから長いトンネルを通ってＢへ移動　　　　　　　名古屋行きの搭乗ゲートＢ２６

１４：１０発名古屋行きＬＨ７３６便の機材　　　　　　　　　　　　機内食のメニューカード

昼食は鶏胸肉の焼鳥しか残っていなかった　　　　　　　　　名古屋到着直前の朝食はオムレツ

帰りは掛川に向かう高速バスが出た直後だったので、名鉄で名古屋に出て新幹線で帰ることにした。家に迎えを頼もうとして携帯電話をバッグから取り出してびっくり、電源が入った状態でセキュリティのＰＩＮコード待ちの状態になっていた。リスボンで間違い撒く電源を切ってバッグに入れた記憶はあるので、ＰＣやらカメラやらでギュウギュウ詰めのバッグの中で電源ボタンが押されてしまったらしい。いつの時点からかわからないが、携帯のバッテリーはほぼ空になっていた。ＡＣ用の充電アダプターはバッゲージの中だし、名鉄車内で使えそうもないしと思っていたら、ノートＰＣとＵＳＢケーブルがバッグの中にあることを思い出し、それで名古屋到着までに携帯電話が使える状態まで充電することができた。家にはお昼少し前に到着した。リスボンのホテルを出てから２３時間であった。

セントレアから名古屋へ向かう名鉄のμチケット　　　電車の中で急遽ＰＣから携帯電話に充電

家に帰ってみたら各地でちょこちょこ買った土産が１０ｋｇ近くにもなっていた…再掲

これで今回のスペイン・ポルトガル旅行記は終わりです。最後までお読みいただきありがとうございます。