秋彩カナダツアー・第6日目午前 (2011年10月9日)

今回の旅行の最後の観光となるカナディアンロッキーとコロンビア大氷原へのドライブ。6日目は7時朝食、8時出発である。前夜遅くに部屋に入り窓から外を眺めたのだが外の景色は全く見えなかった。10月いっぱいはサマータイムを採用しているせいもあって、6時になっても外は明るくなっていないので朝の散策をしないまま。朝食の後部屋に戻り始めて窓からの景色を見ることが出来た。素晴らしい景色である。でもすぐにホテルを出て部屋に戻るのは夕食後、翌朝は7時に出立ということで、ゴージャスな部屋からの眺めを堪能できる時間はこの一時だけ。誠にもったいない!

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朝食                              フルーツをたっぷりと

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部屋に戻ったら窓からの景色が見えるようになっていた

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フェアモント・バンフ・スプリングスの朝焼け…再掲

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ホテル横の景色

朝8時、バスでカナディアンロッキーへ向かう。バンフから線路を超えると山岳ハイウェイに入る。最初に見えてくるのがキャッスル・マウンテン。第2次大戦の後、アイゼンハワー米大統領を讃えて山全体にアイゼンハワーの名を付けたのだが、命名式の日にアイゼンハワー氏はゴルフをしていて式典をすっぽかしたということで彼の死後元のキャッスルマウンテンに戻し、右側の独立峰にのみアイゼンハワーの名を残したという。独りよがりな人柄をカナダ人が皮肉って残したのだとか?

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朝早くのパンフの街の中               踏切を渡る、右手にバンフの鉄道駅

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キャッスルマウンテン、右手に峰にはアイゼンハワー大統領の名前が付く

バスはレイク・ルイーズの少し手前で左手の山道に入りモレイン・レイクに向かう。モレインとは堆積土砂のことで氷河が運んできた土砂が水に溶け込んで光の屈折により深緑色の湖になる。モレイン・レイクへの道は毎年10月半ばには凍結事故防止のために閉鎖される。今回はぎりぎりのタイミングなのでラッキーとのことであった。

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レイク・ルイーズの手前、二つの川が交わるところ

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レイク・ルイーズの手前から山の奥に入ったモレイン・レイクはもう少しすると道路が閉鎖される

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角度を変えてモレイン・レイクの写真をもう一枚

再びハイウェイに戻り今度はレイク・ルイーズへ。ルイーズとはビクトリア女王の娘ルイーズ王女のこと。この湖の上には女王の名を称したビクトリア氷河があり、氷河から溶け出した水が母の愛情のようにレイク・ルイーズに注ぎ込まれているのだとか。
レイク・ルイーズの周りには大きなホテルも立ち並び、湖畔にカナディアンロッキー世界遺産登録碑で記念撮影して行く観光客も多い。

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次に行ったのがレイク・ルイーズ、ルイーズはビクトリア女王の娘の名

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レイク・ルイーズの案内板、ビクトリア氷河の融水が母の愛のように注ぎ込んでいる

レイク・ルイーズを過ぎさらに登って行くと道路脇にボウ(弓)・レイクがあるので立ち寄って記念撮影。さらに進むとボウ峠に至り、ここの展望台からベイト湖を見下ろすことが出来る。この湖も深緑の神秘的な色をしているが、水に色が付いているのではなく光の屈折と反射によりこういう色になるのだとか。

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この日立ち寄った3番目の湖はボウ・レイク

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ボウ峠の展望台から神秘的な色をしたベイトレイクを見下ろす…再掲

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角度を変えてベイト・レイクの写真をもう一枚

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ベイト・レイクの神秘的な青色は光の屈折率の差から生まれる

さらにバスはコロンビア大氷原へと向かって進んで行く。

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クロウフット(カラスの足)氷河

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トイレ休憩で立ち寄ったドライブインの黄葉

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険しい斜面の中腹に黄色く色付いた木々が見える

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すすり泣く壁、中腹から湧き出した水の跡が涙のように見える

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ビッグ・ベンドと呼ばれる大きなヘアピンカーブ、大型車がスピードを落とさずに曲がれる

~ つづく ~