秋彩カナダツアー・第2日目午前 (2011年10月5日)

日本とナイアガラの時差は10月最終日曜日までサマータイムなので13時間ある。日本が正午を迎える頃ナイアガラではまだ前日の23時である。前夜ナイアガラの夜景を撮影しに行って戻ってベッドに入ったのがちょうど23時頃だったから、日本ではお昼。いくら長旅で疲れているといってもそうそう熟睡できるものでもなく、ほぼ1時間ごとに目が覚めてしまう。
2日目の日程は、7時モーニングコール、7時30分朝食、8時30分出発となっていた。この日はナイアガラ観光の後トロントに戻り、飛行機でモントリオールに移動しローレンシャン高原までバスで行くことになっているため、バッゲージを7時30分までにドアの所に出しておかなければならない。
旅行前掛川での日の出はちょうど6時頃であったので、ここではサマータイムであることから7時頃に陽が昇ると踏んで6時半頃一旦部屋を出たが、少し遅くなっても良いようにと部屋に戻りバッゲージをドア前に置き直して再出動。ホテル前の道を2本渡ると滝の展望台に出る。空と地面の境目が茜色に染まっている中、最も明るさのある所と滝の配置を見ながら日の出の撮影ポイントを探して行く。アメリカ滝と日の出のポイントがファインダーに収まる位置に三脚をセットしスタンバイ完了。あとはいつ日が昇るか時計を見ながらただ待つだけ。しかし7時半からの朝食の時間が刻一刻と近づくにもかかわらず、なかなか陽が昇ってこない。ホテルまでは10分もかからずに戻れる距離だが、一生に一度のナイアガラでの日の出撮影のチャンスと朝食を比べれば日の出の方に分があるのは明らかである。奇しくも太陽が顔を出したのはちょうど7時30分であった。日の出の写真をカメラに収めた後は、ホテルに飛んで帰って13階のレストランに直行。

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日の出前のナイアガラ 左・アメリカ滝 右・カナダ滝

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アメリカ滝の下は滝つぼではなく大きな岩がごろごろと転がっている

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ナイアガラの日の出

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朝日を浴びたシェラトン・オン・ザ・フォールズ

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滝の見えるレストランでの朝食                朝食はビュッフェスタイル

8時半にホテルを出た後、バスでカナダ滝脇のテーブルロックに向かう。そこでバスを降りて滝上部からカナダ滝を眺める。東京都が1ヶ月に使用する水道の使用量に匹敵する水量が1分間で流れ落ちるというカナダ滝が轟音を響かせるのに圧倒され、ただシャッターを切りまくる。水がエメラルド色に輝き、滝つぼから立ち上がる水煙ははるか上空まで達している。

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豊富な水量で圧倒するカナダ滝 水はエメラルド色に輝いている…再掲

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轟音をとどろかせ流れ落ちるカナダ滝

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カナダ滝の上部

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テーブルロックからナイアガラ川の下流を臨む 中央がアメリカ滝

次に向かったのはホテル近くの展望台。昨夜と今朝カメラを持って訪れた所。今回はエレベーターに乗って下に降り、「霧の乙女号」からナイアガラの滝を見上げる。日本でガイドブックを見た時に「レインコートを借りて(実際は使い捨てのビニール製で記念に持ち帰った)乗船するが滝つぼまで行くと足元はずぶ濡れになる。カメラも濡れないよう対策が必要」とあったので、わざわざ防水デジカメを新調してきた。参加者の中には上下のレインコートを日本から持参してきてそれを着込んでいる方もいた。外人さんの中には靴カバーを付けている人もいたくらいである。乗船中は船の上から見上げる滝の迫力に圧倒されっぱなしであった。

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「霧の乙女号」乗船前に記念撮影

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「霧の乙女号」のチケット売り場       青いレインコートを上から羽織って乗船する

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「霧の乙女号」から見たアメリカ滝

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カナダ滝の滝つぼに向かう「霧の乙女号」…再掲

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下から見上げるカナダ滝

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カナダ滝の滝つぼにはいくつもの渦巻きが発生している

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船場に戻る時、アメリカ滝の脇を通る後続の「霧の乙女号」とすれ違う

「霧の乙女号」を下船し再びカナダ滝脇のテーブルロックに移動、レストランに入り滝を見ながらの昼食となった。

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カナダ滝は1678年には真っ直ぐであったが徐々に馬蹄形に浸食された 現在は水量管理で食い止めている

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テーブルロックの滝の見えるレストランで昼食       昼食にはローストチキンが出た

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これがナイアガラの見納め  左がアメリカ滝で右がカナダ滝

ここでバス乗車前の集合場所で勘違い。朝一番で来た時はバス降車位置が集合場所だったのだが、昼食後はレストラン前が集合場所だと指定されたのにそれをよく聞いていなかったため朝と同じ所で待ったのだが時間になっても人影が少なく、僕以外にも同様の人が5人もいたためおいてけぼりにはならなかったが、添乗員さんから大目玉をくらった。

~ つづく ~