雇用保険説明会 12月24日(金)

17日に雇用保険の受給請求(=正しくは求職申込)をした時に指示された通り、ハローワークとは別の場所にある教育会館の100名くらい収容の大会議室で9:30から説明会が始まった。集まった人数は30名前後だったので同じ日に申請をしたというよりも、同じ週に申請した人たちであろうと推測される。失業理由は色々で僕のように定年退職もあれば、自己都合や解雇による人もいるようである。
会場となった教育会館は、この日他の会議室での予定はなく、朝行ったらまだ暖房を入れたばかりのようで建物ごと冷え切っており足元から冷え込んだ。結局昼に解放されるまで部屋全体が温まることもなく、体の方は完全に冷え切ってしまった。女性の方もずいぶん多かったが冷え症の方など苦痛であったと思われる。

説明会の冒頭、先日の申請に基づき「雇用保険受給資格者票」というものが一人一人交付されるのだが、僕を含め1/3位の人には「受給資格者証預り書」というものが渡された。そこには「3.補正」という項に○がしてあり、次回の初回認定の時に交付されるということであった。何となくイヤな雰囲気!
老齢厚生年金受給請求の時にも書いたが、年金機構に「老齢厚生年金受給権者支給停止事由該当届」を提出するにも「雇用保険受給資格者証」のコピーが必要であるが、その件は先送りになる。

次いで行われたのが、次回から始まる失業認定の時に提出する「失業認定申告書」の記入方法と、その申告書の「求職活動」欄の記載と密接な関係のある就職支援セミナーや職業訓練などの紹介であった。
とりあえず次回(1月6日)の初回認定日には、この説明会に出席したことが「求職活動」1回に該当するのでOKである。それ以降は月2回以上の「求職活動」が必要であり、有効求人倍率0.5以下のこの不況の中で履歴書の提出や面接などの機会がそう多く訪れるものではないので、ハローワークが主催する講座や能力開発訓練には積極的に参加することが必要となって来る。
今回の講座の座席には「就職支援セミナーのご案内」なる資料が置いてあり、基本コースについて1~2月に実施される4回の中の都合のよい日の中から選択して申込書に記載し提出するように指導があった。僕は1月25日(火)の回を申し込んだ。
さらに就職難のこの時代、ハローワークが定期的に主催する「ビデオ講座」の視聴は勿論「求職活動」としてカウントされるし、掛川の特例としてハローワークに設置してあるモニターでの求人情報閲覧や、求人情報誌を貰うこともカウントできると説明があり、気持ちの面で大分晴れて来た。

説明会の後半は、すでに申請時に説明を受けた雇用保険そのものの説明の補足や「失業認定日」にハローワークに行けなくなった場合の申請方法など事務的な説明があった。

ちなみに雇用保険についてであるが、自己都合退職などの人を除き、定年退職や会社都合で解雇された人の場合は申請日を含め7日間は待機状態となり、それ以降が給付対象となる。僕の場合60歳以上65才未満での定年退職であるので150日間が最長の支給期間となり、この間に仕事を見つけられなければ雇用保険は打ち切られる。60~65歳未満の基本手当の日額は、それまでの賃金額にもよるが上限が6,543円である。
これをもらうためには1月6日(木)以降、きっちり4週間ごとに「失業認定」を受ける必要があり、その4週の間に2回以上の「求職活動」を行う必要がある。
もちろん就職が決まり雇用契約が始まったらその前日までで雇用保険の支給は打ち切られるし、最長でも12月24日から150日目の5月22日までしか雇用保険は支給されず、「失業者」から「年金生活者」となってしまうのである。