昼神温泉(木曽・南信)旅行 8月9日②

馬籠宿を後にし妻籠宿に向かう途中で、岐阜県から長野県に入る。妻籠宿の手前で国道256号線にぶつかったら右に折れて飯田方面に向かう。馬籠や妻籠は旧中山道の宿場町であり、俗に木曽と呼ばれる区域であるが、この日の目的地である昼神温泉のある阿智村飯田市は伊那と呼ばれている。木曽はもちろん木曽川の流域であるが、同じ長野県でも伊那は天竜川水系と大きく異なっている。
前を走っていた観光バスが途中の山道の右に曲がるヘアピンカーブで対向車線を登って来た乗用車と接触するのを目の当たりにした。対向車はセンターラインぎりぎりで止まっていたのだが、観光バスがちょっと強引に通過しようとして後輪のタイヤハウスに乗用車の右前角を引っかけてしまった。
本来ならば事故の目撃者としてそこにとどまる義務はあるのだろうけれども、軽微な接触事故だし山道でしばらくは警察の事故処理半も来ないだろうし、そこにとどまっていると渋滞になりそうな気がして先に行くことにした。
山道を下って昼神温泉に入ったのだが宿の看板を見過ごしてしまい、温泉街を抜けてから引き返す羽目になってしまった。

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信州昼神温泉郷・日長庵 桂月

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泊まった部屋

夕食は6時半からいただくことにして、時間もあるので温泉街を歩くことに。阿智川の両岸はさくらの道といちょうの道という「せせらぎの散歩道」となっていて散策するにはもってこいである。幸いこの日は台風4号が接近していたのだが昼神温泉に着いてからは雨も上がった薄曇りの状態で、それまでの連日の猛暑から解放されて爽やかな散歩となった。

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阿智川の水は澄みきっていた

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昼神温泉散策てくてくマップ

宿に帰り温泉に浸り、夕食の時間を待つ。予約の際に伊那牛だとか特別料理の付くコースは色々あったのだが、たいていの旅館は夕食の品数が多いのと妻が小食なこともあって「リーズナブルプラン」で予約しておいた。
それでも、鮎の塩焼き・馬刺し・幻豚のしゃぶしゃぶなど料理も多彩であった。

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前菜                              桜肉の刺身(馬刺し)

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鮎の塩焼き                           南信州幻豚のしゃぶしゃぶ

夕食後は温泉街の朝市広場で盆踊りや催し物があるというので浴衣姿に下駄ばきで出掛けた。到着時には盆踊りはすでに終わっていて、歌のコーナーと仕掛け花火にちょっぴり非日常的な癒しに浸った。
阿智村は日本で一番星空のきれいなところだそうであるが、あいにく台風接近の影響で星空を眺めることはできなかった。

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竹筒灯篭                              歌のコーナー

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仕掛け花火