男はつらいよ・翔んでる寅次郎

第23作 1979年。マドンナは桃井かおり
例によってとらやに帰ってきた寅次郎。甥の満男の作文の内容をめぐってひと悶着。とらやの恥とまで言われちゃまた旅に出るしかない。
で、向かったのは北海道。のんびりと景色を眺めている寅さんの前に現れたのが、田園調布の上流階級の娘の入江ひとみ役の桃井かおり湯原昌幸扮する旅館の不良若旦那に襲われかかったひとみを助けた寅さん。例によって、困ったことがあったら東京は葛飾柴又のとらやを訪ねて来なと告げる。
布施明扮するインテリアデザイン会社の社長息子小柳邦夫との結婚式の最中に、自分はこのまま結婚して幸せなのだろうかと疑問を感じ式場を抜け出したひとみは、ウェディングドレスのままハイヤーに飛び乗りとらやへ向かう。ちょうどそこには北海道から帰った寅次郎がいて、ひとみはそのままとらやに滞在することになる。
一方花嫁に逃げられた邦夫は、父親が経営するインテリア会社を退職し、勘当されひとみのいるとらやの近くの工場で働き始める。寅さんは邦夫の話を聞いたりしていつしか二人の後押しをすることになり、最後には二人の結婚式の仲人を務めるというストーリー。
今回も脇役は豊富で、ひとみの母役に小暮実千代、最初の結婚式の仲人に松村達雄ハイヤーの運転手犬塚弘 などなど