インターネットプロバイダーの乗り換え

僕のインターネット歴は長い。Windows95以前のMacintoshを使っていた時代、Nifty掲示板などへの投稿をしていたパソコン通信の頃は9600bpsのモデム通信でも事足りていた。
Windos95がリリースされパソコンが一般の人々にも使われ始めるようになった頃の1997年10月に、僕はプロバイダーにアカウントを開設した。そしてホームページを開設して旅行記や、その頃始めたダイビングのログを水中で撮った写真とともにアップし始めた。そして海外旅行に出る時には旅行先に合ったモデム接続アダプターと高速モデム(14400bps)を持参して、ホームページの更新をやっていた。
そうこうするうちに既存のアナログ回線でモデム接続するのでは物足りたなくなって、当時としては画期的なISDNデジタル回線接続を導入したのは1998年の1月であった。当時アナログモデムが14400bpsなのに対して、ISDN接続は64Kbpsと4倍の速度でものすごく高速に感じられた。

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1998年に導入したISDN端末…この頃は機器は自分で用意した

次に高速インターネットに登場したのはADSLであり、これまでのアナログ電話線を利用したダイヤルアップ接続とは異なり専用回線を引いてもらう常時接続方式である。僕はこれを2002年3月に導入している。導入当初はものすごく高速になったと感じたのだが、NTTの局からの経由距離により通信速度が違っていたり、急激に利用者が増えて来たためある時期から接続のパフォーマンスにストレスを感じるようになってきて1年半後の2004年10月から光通信のBフレッツへと更新した。
さすがに光通信は高速で安定していて、10Mbpsの通信速度でまったくストレスはなくなったのだが、NTTの戦略としてより高速の100Mbpsの回線を無料で引き直してくれるとのキャンペーンに乗った。しかし光回線は100Mbpsなのだが、高速になるのは光ケーブルの部分だけで、ゲートウェイ端末は2004年に導入したものをそのまま使っている(機器を変更するとレンタル料金アップとなる?)ので結局宝の持ち腐れであった。

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昨日まで使っていたNTT西日本の光フレッツの光終端端末とゲートウェイ

ここまでプロバイダーは最初から一貫して「WEBしずおか」を使い続けていたのだが、その理由はプロバイダーを変えるとメールアドレスが変わってしまいインターネットバンキングだのいろいろな面で手続きや変更するのが億劫で面倒くさいということであった。
ある日「コミュファ光」の勧誘電話がかかって来てあまりじっくり聞くことすら煩わしかったのだが、「コミュファ光 by ctc」ならば固定電話をひっくるめて料金が大幅に安くなり、既存のプロバイダーのメールアドレスもそのまま残して使えますよ、という決め台詞に乗ってしまった。
昨日光ケーブルの工事が行われ、インターネット接続変更も今のところほとんど問題なく使えている。あとは来週中に固定電話の切り替えが行われるのだが、番号ポータビリティで固定の電話番号も従来のものを引き継ぐので問題は起こらないと思われる。

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工事導入後のコミュファ光 by ctcのゲートウェイ(無線LAN内蔵)