2014年の感動、トップ10

昨年は年末の10日間くらいにわたって2013年の感動、トップ10という記事を掲載した。ところが今年は12月15日にカリブ海クルーズから戻り、帰国後はその旅行記を整理するので目いっぱいで、去年のように一年間の整理を付けている暇がなかったのだ。そこで大晦日に1年間のまとめという意味で、今年の感動を順位付けしておくことにしよう。
といっても今年の海外旅行は行った所行った所いずれも素晴らしくて外れの所は無かった。強いてあるとすればそれは行った時の天候だとかに左右されており、ここは行かなくても良かったかなということは全く感じられないからである。
旅行する回数が多いと旅先で話をしていて時々「これまで行った中でどこが一番良かったですが?」という質問を投げかけられることがある。その時の答えはいつも「行った所はどこも良かったですよ!」と答えている。その理由の一つは本当にどこも素晴らしくて甲乙つけ難いからなのだが、もう理由のもう一つは旅先の印象は人それぞれに違うだろうし、その人の考え方だとか趣味だとかもっと大げさにいえば歩んできた人生によってものの見え方だとか印象も違ってくるからだと思っている。
とはいえ海外旅行以外や日常体験も含めて、今年一年の締めくくりという意味で「2014年の感動、トップ10」を選んでみた。

第1位 南アフリカ4カ国周遊の旅

この旅行を選ぶにあたっては、時期として南半球り春にあたる10月に各地で紫の花を付けるジャカランダの花を見たいという理由から10月にした。
前に南アフリカを旅行したことのある人たちからは、南アフリカは日本よりもはるか前からヨーロッパの文化が入っていてヨーロッパと変わらないし、ビクトリアの滝という大自然やアフリカの自然の中にいる動物たちとも触れ合えるし、とにかく毎日毎日変化があって楽しいですよ というようなことを伺っていた。
行ってみてまさにその通りであった。ただ、ジャカランダ目当てで10月を選んだので、ビクトリアの滝に関しては乾期で最も水量の少ない時期だったので迫力に欠ける所はあったのだったが。

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南アフリカ共和国、ケープ半島の最先端ケープポイント…再掲

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首都・プレトリアの街が紫一色に染まるジャカランダの季節…再掲

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ボツワナ、チョベ国立公園のザンベジ川に集まって来る象の群れ…再掲

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ジンバブエザンビアにまたがるビクトリアの滝 乾期で水量が物足りなかった…再掲

第2位 モロッコ

2月に行ったモロッコはアフリカ大陸にあるとはいいながらイスラム圏の国であり、一時は狭い海峡を渡ってスペインにまで勢力を延ばしていたことや、遠い昔はローマ帝国の影響もうけていた国である。さらにアトラス山脈を越えた南側にはサハラ砂漠(サハラは砂漠を意味しるのでサハラ砂漠とはマウント富士山といっているようなもの)も広がっている。ここもバラエティに富んだ自然や歴史遺産を見れ良かった。
この旅行には前年南アメリカで知り合ったSさんも誘って参加した。

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夜も賑わうマラケシュのジャマエルフナ広場…再掲

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サハラ砂漠の朝焼けの中を行くラクダの列…再掲

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フェズのメディナ(迷路)の中を歩きタンネリというなめし皮の工房で…再掲

第3位 カリブ海クルーズ

直近の旅行はどうしても順位が高くなってしまうのは否めないのだが、初めて参加したクルーズ体験と前から行きたかったジャマイカにようやく行ったことで3位にした。
ジャマイカに関してはダンリバーの滝登りだけだったので物足りないのだが、とにかく地球の裏側のカリブの国に行ったというだけで今回は満足。次は時間をかけてじっくり回ってみたい。
一方人生初クルーズ。何もかもが珍しく楽しさの連続であった。クルージングが好きで世界中を何回も回っている人も多いというのも、一つの旅行の形か。僕自身も次回はパナマ運河を通過するクルージングに参加して、どういう風に大きな船を上げたり下ろしたりして行くのか見たいという気持ちで、今回の参加者との再会も含めて宿題にしておこうと思う。

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クルーズ船でのカリブ海巡り…再掲

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50年越しの憧れのジャマイカ・ファルマス港へ入港…再掲

第4位 イタリア周遊

イタリアには出張も含めて過去4回訪れたことがあったが、ローマやベネチアなどに単発で数日滞在しただけだったのでいつかは全土を周遊したいと思っていた。
今回は7月にミラノ→ベネチアフィレンツェ→ピザ→ナポリアマルフィアルベロベッロ→ローマなどを回った。残念だったのはカプリ島の青の洞窟に入れなかったこと。この先シチリア島などを含め南イタリアをもう一度回ってみることも考えておこう。

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フィレンツェの大聖堂を高台のミケランジェロ広場から…再掲

第5位 人生初めての茨城県

僕はこれまでに日本の47都道府県の中で茨城県と宮崎県に行ったことがなかった。茨城県は若い頃に東北を回った時と八幡平にスキーに行った時に常磐線で上を通過しているのだが、足を踏み入れたことがなかったのだ。
1月に行ったスリランカ・インドの旅で知り合ったWさんを、これまた昨年の南アメリカで知り合ってその後もこのスリランカを含め何回か旅行でご一緒しているUさんと共にアンコウ鍋の季節に訪ねて行くことにしていた。
そして11月に妻と共に牛久→霞ヶ浦筑波山(宿泊)→袋田の滝鵜の岬(宿泊)→北茨城→水戸と茨城県を回った。そしてWさん、Uさんと鵜の岬でアンコウ鍋を食べながら旅行の思い出を語り合った。

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袋田の滝の紅葉…再掲

第6位 京都の紅葉

昨年は12月になってから京都に紅葉狩りに行ったのだが若干遅めだったので、今年は11月の終わりに京都を訪れた。
行った所は、去年修復工事中で残念な思いであとにした宇治平等院。さらに清水寺の夜景も見に行き、翌日は嵯峨嵐山を巡った。京都の紅葉は本当に素晴らしい!

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宇治平等院鳳凰堂前の紅葉…再掲

第7位 バルカン半島周遊

東欧のユーゴスラビア民主化の中で崩壊し度重なる民族紛争からようやく抜け出して7つの国に別れる形で安定してきた。その中からコソヴォマケドニアモンテネグロクロアチアボスニアヘルツェゴヴィナセルビアの6カ国と隣国の秘境とされるアルバニアを回ってきた。
内戦の爪跡の残る建物や復元されたボスニアモスタルの石橋、それから第一次世界大戦のきっかけとなったオーストリア皇太子のサラエヴォの暗殺現場など見どころも多かった。
中でもクロアチアのドブロヴニクをね今回訪れなかったスロベニアと共にまた訪れてみたい。またこのドブロヴニクでTVの人気番組「世界行ってみたらホントはこんなトコだった」の隅川アナに握手して貰ったのも一つの想い出。可愛かったな。。。

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アドリア海の真珠と呼ばれるドブロヴニクはまた訪れたい街…再掲

第8位 スリランカ・インド周遊

以前モルディヴに通っていた頃スリランカコロンボ空港にはトランジットで何回も行ったことがあったが、スリランカに入国したのは初めて。内紛も終わり容易に旅行できる国になった。
仏教国スリランカで最も良かったのは、シギリアロックを登り鮮やかな色彩の残るシギリアレディの壁画を見たこと。
またその足でインドのデリー、ジャイプール、アグラの3都市も回った。タージマハルでズボンのポケットから貴重なメモ帳を抜き取られたのは悔しい思い出。
この旅は去年南米旅行で知り合ったのをきっかけにきっかけに、その後「よさこい祭り」を見に行ったりアイスランドにオーロラを見に行ったりしたUさんと3度目の旅。そしてそのUさんと共にこの旅でWさんと知り合い、11月には僕自身初となる茨城県までアンコウ鍋を食べに訪れることになった。

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左右対称な白亜の建物は言わずと知れたタージマハル…再掲

第9位 バルト3国

ベルリンの壁の崩壊など東側の民主化の流れの中でソビエト連邦から独立し25年。元々はそれぞれの特徴を持った独立した国家であった。
この旅行で最も感銘を受けたのは、ナチスの迫害から逃れようとシベリアを経て日本経由でユダヤ系の3国に渡ろうとしていた人々に、領事館撤退後もぎりぎりまで日本通過のビザを発給し続けたリトアニアカウナスの日本領事館の杉原千畝氏の功績であった。
8月の旅行だったのに、旅の後半雨が続いたのが残念であった。

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リトアニアカウナスの杉原記念館(旧・在リトアニア領事館)…再掲

第10位 バリ島とジャワ島の旅

インドネシアのリゾート島バリ島とジャワ島、それに帰路シンガポールにも立ち寄った。
ボロブドゥール遺跡は、過去に訪れたことのあるカンボジアアンコールワットミャンマーバガン遺跡と並んで世界3大仏教遺跡の一つ。

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ボロブドゥール遺跡の仏像はどこを見つめているのだろうか…再掲


ランク外とはなってしまったものの3年以上続けている東日本大震災の支援活動だとか、いつか起きると言われ続けている東海大地震の減災への取り組みだとかは、今後も続けていきたいと思っているし。体力維持のために続けているJRさわやかウォーキングなどのウォーキングについてもこれからも継続していきたいことである。

これまでに75回訪れた海外旅行で64の国と地域を回った。今年は複数回となる国も含めて25カ国を訪れたことになる。最近は円安の影響で旅行代金が高くなってきているので今までよりもペースは落ちるかもしれないが、これからも見知らぬ国を訪れる意欲はなくならないであろう。資金の許す限り続けていきたい。

次年度の具体的な予定

1月・フィンランドでオーロラ鑑賞 2月・ボリビア・ウユニ塩湖 3月・エジプトのルクソールアブ・シンベル神殿

この先行ってみたいところ (順不同)

フィリピン、ブルネイラオスバングラデッシュ、ネパール、ブータンなど東南アジア、南アジアの国々
イラン・シルクロードに繋がるペルシャイスラエルなど中東の国々
エチオピアケニアなどアフリカ諸国。
ドイツ北部、ポーランド、イギリス周遊、フランス周遊、スロベニア、オランダ、ベルギー、スイスなどヨーロッパの国々
ロシア・シベリア鉄道によるロシア横断、ジョージアアゼルバイジャンなどの旧ソ連から独立した国々
アメリカ横断、パナマ運河と中米の国々、メキシコ周遊、パタゴニアから南極へ、イースター島
などなど まだまだ行きたい所はいっぱいである。
このリストに中国と韓国が入っていないのは、今あえてこの2ヶ国には行かなくても良いかな???

一方で国内では47都道府県中唯一残ってしまった宮崎県には早いうちに行きたいし、それ以外にも単に足を踏み入れたというだけで知らないところは数多くある。そんな知らない街を歩いて見たいと思う。
温泉も好きだし、街道歩きもまだまだ途中だし。。。