紅葉の京都散策・1日目 (2014.11.27)

紅葉の京都へは昨年も行ったがその時に下調べが十分でなかったため平等院が修復工事中であることを知らずに行って、高校の修学旅行以来45年振りだったのにもかかわらず悔しい思いをした。そのリベンジというわけでもないが今回は先ず平等院に行き、さらにその周辺を巡る計画を立てた。
さらに昨年は12月に入ってから訪れたということでちょっと時期が遅かった所も多かったので、昨年よりは5日ほど早めに出掛けることにした。
今回も1日目には先にホテルで荷物を預けてから出掛けようと考え、八条口にある新・都ホテルに泊まることにした。京都には11時に着いてホテルに行って荷物を預けて駅に戻ったのだが、駅前に来たら若い女性の旅行客が携帯で誰かに「コインロッカーが空いてないの」と電話している声が耳に入って来たので、駅にずらりと並んでいるコインロッカーを見ながら歩いて行ったら本当にカギのぶら下がっているロッカーを見ることが出来なかった。先ずは作戦は成功?
京都駅に戻り一番東側の改札を通ってJR奈良線宇治駅まで行き、先ずは宿題の平等院へと向かった。

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JR奈良線宇治駅から出発

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平等院の入口 昨年とは混み具合が全く違っていた

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平等院鳳凰堂を阿字池の正面から

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復元工事が終わり屋根の上の鳳凰も金ピカに輝いていた

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復元工事が終わった今年は多くの観光客が訪れていた

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左正面から鳳凰堂を阿字池に写して撮影

平等院を出て参道に並ぶ土産物屋の中で昼食を食べ、次に向かったのは宇治上神社(駅では「うじがみじんじゃ」とアナウンスされていた)。宇治川の中州を通り朱色の橋を渡った正面にあったのが宇治神社。ちょっと小さめの境内に入りインターネットで見たのとちょっと違うかなと思っていたら、その脇を抜けた奥に「世界文化遺産宇治上神社」と彫られた大きな石碑と朱塗りの鳥居が目に入ってきた。

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宇治川の中州から宇治神社前に架かる朱塗りの橋

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宇治神社の鳥居

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宇治神社の拝殿前にある「知恵の輪」 ご利益が授かるようにくぐってみた

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宇治神社の裏側の紅葉

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宇治神社の裏から脇道に出てみたら「世界文化遺産宇治上神社」の石碑が見えた

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この裏にある国宝の本殿が修復工事中で「仮本殿」でお参りをする

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境内の紅葉がちょうどいい感じに色付いていた

宇治上神社を出て次に向かったのはちょっと川上にある興聖寺(こうしょうじ)。狭い道に乗用車が乗り入れて来ているのがちょっと気になった。これはここだけでなく、翌日の嵯峨野あたりの狭い道でも同様であった。

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興聖寺の琴坂石門 ここから100mくらい奥の駐車場まで自動車が通る

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琴坂石門脇の深紅の紅葉

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興聖寺の本堂

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興聖寺の山門を通り琴坂の両側の紅葉が美しい

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大勢の人が歩いている中、乗用車も琴坂を登って来る

興聖寺から宇治神社に戻る途中に大きなイチョウの木が目に入ってきた。宇治・福寿園というペットボトルの伊衛門茶のCMでも有名なお茶屋の奥に、真言宗朝日山恵心寺というお寺の入口にそのイチョウの木は建っていた。

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恵心寺の山門

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恵心寺の山門前のイチョウの木の黄色とその脇の朱色のコントラストが良い

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イチョウの木の下には黄色い葉がたくさん落ちていた

宇治神社の前から京阪宇治駅近くの彼方神社前まで行き、そこから右に折れて源氏物語ミュージアム前を通りさらに奥へと入って行くと三室戸寺(みむろとじ)に出る。ここは西国観音霊場十番の札所で、ツツジアジサイ、ハスなどの花の名所になっていて、紅葉の時期には閉まっているものの庭園が広く、妻にはこの日一番気に入った所となったようである。

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西国十番・三室戸寺の山門

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庭園が広く木々の種類も多い

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長い階段を登った所にある宇賀神の像

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三室戸寺の本堂

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一番奥まった所に三重塔があった

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紅葉した木の下に降り積もった落葉

三室戸寺を出てそのまま真っ直ぐ降りて行けば京阪の三室戸寺駅に出るのだが、三室戸寺を出た所にあった地図を見て萬福寺に行ってみようと思ったのがこの日唯一の失敗。道はダンプカーがビュンビュン飛ばして通る、民家もない山道。15分位のことだったがちょっと心細いことに。やがて途中から民家を抜け本通りに戻れて一安心したら、JR奈良線黄檗(おうばく)駅近くに出ていた。
そこでこの日の日中の行動を止めて京都駅に戻り、コーヒーショップに入って休憩を取り、16時になったのでホテルに戻って朝預けておいた荷物を受け取りチェックイン。部屋でしばし休憩を取った。

17時になり薄暗くなって来たので、今度は紅葉のライトアップを求めて有名な清水寺へ。京都駅からバスに乗ったのだがビッシリと満員。バスは500円の一日券が便利なのだが、この日は東山五条まで行って戻るだけなので片道切符230円を購入した。五条坂からは観光バスなども通り歩きにくいので途中から茶碗坂を登った。高校の修学旅行で家族全員分の湯呑茶碗を買ってずいぶん長いこと使っていた記憶があるけど、今はどうしちゃったかね?などと話している内に石段の下へ出た。
ここで行列が出来ていて18時半からライトアップの鑑賞券が発売されるということだった。そうこうしている内に清水寺の境内へ。そしてライトアップされている庭を見たりしている内に清水の舞台へ。さらに階段を降り音羽の滝で紫外線殺菌されている柄杓に感動しながら水を汲み清め、上の舞台を眺めた。

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ライトアップされた仁王門

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照明が当たり紅葉が一段と映える

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境内から眼下に京都タワーなどの街の灯りが見える

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下に降り清水の舞台を仰ぎ見る

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音羽の滝で柄杓に水を汲み、身(と言っても手と口だけだが)を清める

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池の表面にライトアップされた木が写っている

清水寺を出て参道で買い物をし、蕎麦屋で夕食を食べた。
帰りのバスはその前から込んだ状態で来ているので一回当たり数人しか乗れない。7~8台やり過ごしてようやく京都駅行きのバスが来て強引に乗り込むことができた。
駅からホテルに戻り、この日の予定はすべてクリア。

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京都駅まで戻ってきた 京都タワーをパチリッ

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宿泊は八条口の新・都ホテル

=つづく=