岩手県陸前高田市へボランティア活動…4回目 (2012.11.9-12)

昨年からお手伝いしている東日本大震災支援掛川市民の会の第6回被災地支援バスツアーで、9日夜から12日の朝まで岩手県陸前高田市に行って来た。
陸前高田市に行くのは昨年の9月今年の4月8月に次いで4回目。会としての全体の活動は近々市民の会のHPに報告するが、今回のツアーでの個人的な感想などをいくつか紹介する。

先ず、今回も陸前高田市の災害ボランティアセンター(VC)のお世話になったのだが、12月24日をもって災害VCとしての役目を終えることになった。今後は社会福祉協議会ボランティアセンターとして地域福祉活動に重点を置いた活動へと移行していくということである。
さらに前回のツアーで被災施設を回るツアーが実施され好評であった。今回も同様に被災施設を回ったのだが、冬場を迎える前に被災施設の解体が急ピッチで行われている。10日には市民体育館が解体作業の真っ最中だったし、同じ日に陸前高田市庁舎解体前のお別れ式も行なわれたという。
危険な建物は壊して、新たに高台などへの移転を含めて再建を進めて行かなければならない時が来ているということ。ただ被災した建物などがなくなってしまうことで、災害があったこと自体が風化していくことは避けたい。心の中にいつまでもとどめておかなければならないのである。

今回の市内ツアーでは参加者からの要望に基づき、陸前高田災害FM陸前高田市思い出の品の2箇所も見学してきた。

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10日にちょうど遭遇した陸前高田市民体育館の解体現場

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地元被災者などへの情報発信をしている陸前高田災害FM放送局

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津波にあった写真洗浄品の被災者への返却作業を行なっている「陸前高田市思い出の品」

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陸前高田駅前商店街は建物が全く残っていない

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かつての陸前高田商店街の写真を掲げて説明する観光協会語り部・大坂さん

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解体前のお別れ式が済んだ市庁舎前の祭壇で黙祷を捧げた

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前回ここから見た奇跡の一本松は現在復元のために取り除かれていた