2011年

2010年12月に60歳になったのを機に42年勤めた会社を定年で退職し、2011年からは悠々自適に過ごそうと思っていた。
当初はタイでのダイビング、カンボジア・アンコール遺跡巡り、網走流氷ツアーなど思い通りに動き回っていたのだが、3月11日の大震災を境に計画が一変してしまった。
この日僕は澄んでいる掛川市から、昔勤めていた鎌倉市大船に向かっていた。僕は子会社に出向・転籍となり誕生日月で退職したのだが、同期の連中の一部は親会社の規程で入社日前日の3月末日に定年退職するので、その前にみんなで集まろうということになっていたのだ。けどそれも震災でもって大船どころかやっと小田原までたどり着いて、かろうじて運転を再開した新幹線で家に戻って来た。
その翌々日からは杉花粉を避けて沖縄から西南諸島を3週間かけて北上し鹿児島まで渡り、開通直後の九州新幹線に乗って戻る計画でいたのだが、全てキャンセルせざるを得なかった。これ以降にも5月と6月に沖縄でのダイビングを計画したのだが、共に台風が沖縄に接近しキャンセル。今年はつくづく沖縄に縁がなかったと市である。

震災以降変わったことは、4月に一週間宮城県岩沼市に妻と災害ボランティアに出掛けた後、掛川にいながらも復興支援に携わりたいと、「東日本大震災支援掛川市民の会」に参加し活動を始めた。市民の会で9月に岩手県にボランティアバスを運航したり、こちらで写真洗浄作業を行ったりした。また関連事項としていずれ起きると言われている東海地震への備えとして市内の自治会などと協業で震災対策などの検討も行なっている。

それにより年初目論んでいた「家1/3、国内1/3、海外1/3」というウェイトは、海外は機中泊も含め34泊、国内は東北でのボランティアや海外旅行の前泊も含め29泊と大幅に計画倒れに終わってしまった。
中山道小間切れ六十九次の方も京・三条大橋から日本橋まで踏破する予定が、下諏訪まで、2/3の区間しか進まなかった。

これにはもう一つ理由があって、実は退職前から視力の衰えを感じていたのだが、最近はさらに悪化し矯正しても左は0.1以下、右は0.5程度になっている。それで11月に入って眼科を受診したのだが加齢性白内障と診断され手術が必要とのこと。手術自体は現在では技術も発達しどうということはないらしいが、混んでいて順番待ちで結局1月25日まで受けられないとのこと。それ以降も日増しに視力が落ちて来ていて最近ではコンピュータ画面や新聞の記事を読むことも辛い状態にある。
これから手術が終わって視力が回復するまで、このブログの更新もままならない状態になって行きますが、ご了承下さい。
白内障の手術に関しては、白内障情報室というサイトから、白内障とは?のページや、白内障の手術方法のページなどを参照ください。

まあ、そんなこんなの一年でしたが、僕のブログを覗きに来ていただきありがとうございました。
来年が皆様にとって良い年になるよう祈っています。
良いお年を!!!