東日本大震災・復興支援の方法

いよいよゴールデンウィークが始まる。
GWに入るとボランティア活動を希望している多くの人や団体が被災地に向かおうと考えていると思う。しかし現地では無制限に多くの人が入ってこられることを警戒している。多くのボランティアに押しかけられてもニーズの方が無かったり、その人たちへの対応に時間を割かなければならなくなり本来やらなければならないことが出来なくなってしまうからである。
新聞報道やインターネットの情報を見ていると県外からのボランティアの受け入れをお断りする自治体も非常に多くなっている。僕が5日間行った岩沼市のボランティアセンターでは仮設住宅への入居が始まったこともあり、車両持ち込みの(手のかからない)ボランティアに関しては県外からも受け入れているが、隣の亘理町では既に亘理町でのボランティア経験者以外については受け入れをしないことを表明している。一方塩釜市は4/29,5/3~8の活動を休止するなど、各自治体ごとに対応は異なっている。
従ってこの期間に活動を希望している人は、現地とのコミュニケーションをきちんと取って出掛けるようにしていただきたい。
また、被災地の出身者も多く帰省して実家や親せきの人の安否確認や、家の片付け作業なども計画されているはずである。ボランティアに押しかける人が多くなり交通渋滞を起こしたりして、こういった地縁・血縁のある人の行動を妨げるようなことになったら、良かれと思ってやっていることがかえって仇になってしまうこともあるということも心に留めておいて欲しい。

復興支援の方法としては何も被災地に出向いてのボランティア活動だけではないのである。もう既に義捐金の方は多くの人々が支援されたと思うが、真の復興の姿とは被災地が一日でも早く元の状態になることであり、そのためには現地での経済活動が回り始めることが必須である。その支援としては通販で現地産の物を購入することも一つの形である。一人ひとりの購入量は少しであっても、量が増えて行けば生産者や流通業など関連して行く範囲に広がって行くと思う。特に風評被害が及んでいる所に関して、皆で盛り上げていく必要がある。
また、風評被害や自粛により観光客の落ち込んでいるところについても支援の必要がある。ボランティア活動で被災地に行きたいと考えていても受け入れ先が見つからないのならば、ちょっと方向を海側から山側に変えて秋保・鳴子などの温泉地や、日光や喜多方などの観光地を訪ねてみるのも復興支援になるのである。

僕自身ここへきてインターネット通販で、仙台の牛たんなどを買ってみたりしている。殊に海産物に関して干物などは今まで地元の沼津や伊豆のものが簡単に手に入っていたのだが、、ちょっとマイナーな茨城などから取り寄せてみたりもしている。
さらにGWの混乱が終わったら、暇にまかせて東北の温泉巡りにでも出掛けるか。。。