二日目午前・アンクルトムの見学

シェムリアップ郊外のアンコール遺跡群。その中でアンコールワットだけが西側に正門が来ている。従ってアンコールワットの見学は午後からが良いとされる。従って午前中はアンコールトムの見学に当てられた。
アンコールトムとは大きな都という意味であり、日本では鎌倉幕府ができた頃、12世紀後半ジャヤヴァルマン7世の時代に作られた。ジャヤヴァルマン7世は歴代の王の中でただ一人の仏教擁護者であり、他の王たちはヒンズー教徒だったため。後になって取り壊された仏像も多い。

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南大門参道左側の54体の神々が蛇を引く

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対峙して右側は54体の阿修羅が蛇を引く

アンクルトムは濠で囲まれた一辺が3kmの正方形をしており、その中央部にバイヨンがある。バイヨンは第一回廊と第二回廊とで構成されていて、第二回廊には四面仏が無数に彫られていて、そこにいると四方八方から観世音菩薩に見られている圧迫感がある。

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アンクルトムの中央部バイヨン

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第一回廊のレリーフ

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バイヨン第二回廊の四面仏

アンクルトムには其の外にも重要な見所が多く存在していて、とても半日で回りきれるものではない。

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バプーオンには空中参道を渡っていく

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王宮跡にある空中楼閣・ピミアナカス

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象のテラス

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タ・プローム入り口付近のスポアンの木に押しつぶされそうな城壁

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タ・プローム内部 建物に根を下ろしたスポアンの木

~ つづく ~