8月11日5:07発生の駿河湾地震の被害

地震発生の時、僕はソウルに居た。3泊4日の最終日で4:00にモーニングコールで起こされ、5:00にホテルを出発し仁川(インチョン)空港に向かうバスの中で、ツアーで一緒だった方の携帯に届いたメールが第一報だった。
前日まで台風8号の進路が、我々が乗る大韓航空機が富士山静岡空港に着く時間に東海地方の沖合いを通過するということで、ひょっとしたら出発が遅れるか悪ければ欠航になりかねない状況での地震発生は予想外の出来事であった。
案の定、空港のカウンターでチェックインしようとしたら、静岡から連絡が入るまで待機を指示された。それから15分ほどして別のカウンターでチェックインが始まり、搭乗券を貰う時に定刻どおりの運行になると聞かされ、地震はともかく台風は一体どうなったのか怪訝な面持ちで出国手続きをし出発ゲートに向かった。
フライトは全く揺れもせずに定刻通り11時前に静岡空港に到着した。多少雲が残っていたが無風状態で、あれっ台風は?という印象が一番だった。
空港から家に向かうのに一部国道一号線を通るのだが、上り方面は渋滞していた。後でわかったことは東名高速が牧の原SA付近で崩落し、静岡~袋井間が不通とのことであった。
11時40分頃帰宅、早速家の中を点検。箪笥の上にあった観音像が下に落ちていたほか、こけしなどの人形類は結構倒れていた。また本棚の本も少しだけ飛び出して床に散乱していた。最大の被害は義兄の結婚式の引き出物である陶器のアイスペールが棚から落ちて割れてしまったことくらいで、ほとんど被害らしい被害はなかった。
震源地近くでは震度6といっているが掛川地区は震度5弱であったし、揺れた時間も短かったとのことで、たいした被害ではなかったのであろう。
掛川市の一部で断水しているようだったが、我が家では断水はしていないものの水が濁っていた。近くの中学校に給水車が来るとのことで、妻が大きめの容器を持って料理用の水を確保してきた。

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     箪笥の上から転げ落ちた観音像                  人形も転倒

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     割れてしまった陶器のアイスペール              本棚から飛び出した文庫本

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  TV脇のこけしは転倒    洗面台横の棚に立ててあったボトルやチューブは転がって一箇所に